Windowsにまず入れる定番無料アプリ -2018年版-

500種類以上の画像ファイル形式に対応する無料の高速画像ビューワー「XnView」

RAW画像やPSD/EPS形式の画像も表示可能

「XnView」

多機能な3ペイン型の画像ビューワー

 画像ファイルを扱うことの多い方なら、PSD/EPS/RAWなどの画像ファイル形式が、Windowsのエクスプローラーで確認できなくて困った経験があるだろう。専用ソフトをいちいち起動せずにサムネイルだけ確認したいという時、「XnView」はいかがだろうか。JPEG/BMP/GIF/PNG/RAW/TIFF/WMF/ICOなど、500種類以上の画像ファイルを表示できるのが特徴。3ペイン型のシンプルなインターフェイスで動作も軽快だ。

画像ビューワーとしての機能は十分、管理機能も充実

 フォルダツリー、サムネイル、プレビューの3ペインで構成されており、レイアウトやサムネイルのサイズなどのカスタマイズも可能だ。専用ソフトを起動しないと内容が確認できないことの多いPSD/EPS/RAWなどの画像ファイル形式も開くことができるは助かる。サムネイルをダブルクリックして“編集”画面に切り替えて、JPEG等のほかのファイル形式への変換も可能だ。トリミング、リサイズ、明るさ・コントラストなど、基本的な画像編集も行える。また、ファイル検索のオプションも豊富。Exif情報を検索対象にすることも可能だ。

画面のレイアウトやサムネイルのサイズなどをカスタマイズできる。並べ替えやフィルターでの絞り込みも可能
PSD/EPS/RAWなどの画像ファイルの内容も確認できる
サムネイルをダブルクリックして“編集”画面に切り替え、[ファイル]-[エクスポート]の順にクリックすると、JPEG等のほかのファイル形式に変換することも可能
検索オプションも豊富。例えばExif情報の特定の項目を対象にして、画像ファイルを検索することもできる

Exif情報の編集やリネームも可能

 「XnView」は、写真の撮影日の変更やGPS位置情報の消去等のExif情報の編集のほか、一括リネーム、ファイルリスト作成、画面キャプチャー、TWAIN機器からの画像取り込みなど、さまざまな機能を備えている。ビューワーというより、メインの画像管理ソフトとして利用するのにも十分な機能だ。なお、本ソフトの提供元であるXnSoftからは、機能拡張できるプラグインもダウンロード可能。目的のプラグインをダウンロードして「XnView」のインストールフォルダーにある“Plugins”フォルダーへ保存すれば実行できるようになる。

[ツール]メニューからさまざまな機能を呼び出せる
[ツール]-[タイムスタンプ変更]から、タイムスタンプを変更
[編集]-[メタデータ]-[消去]の順にクリックして、消去したいExif情報を選択する
[EXIF]タブで直接編集できる項目もある
ファイルの一括リネームも可能だ
ダウンロードしたプラグインは「XnView」の“Plugins”フォルダーへ保存すれば実行できるようになる