Windowsにまず入れる定番無料アプリ -2018年版-

無料の解凍・圧縮ソフト「7-Zip」 ~ISO形式やVHD形式のイメージファイルにも対応

高いデータ圧縮率が特徴の7z形式でファイルを圧縮できる

「7-Zip」

ARJ/CAB/DMG/LZH/RAR形式など30種類以上の圧縮ファイルを展開可能

 見慣れないかも知れないが、7z形式はデータの圧縮率が高く、強固なAES-256暗号化に対応する圧縮フォーマットだ。今回紹介する「7-Zip」は、7z形式だけでなく、展開(解凍)であればARJ/CAB/DMG/LZH/RARなどの形式にも幅広く対応する。また、ISO形式のイメージファイルやVHD形式の仮想ディスクイメージの展開なども可能だ。インストール時にファイルの関連付けが自動設定されることはないので、すでに解凍・圧縮ソフトを導入されている方も検討してみて欲しい。

関連付けるファイル形式を指定する

 「7-Zip」をインストールしても、ファイルの関連付けが自動設定されず、ファイルの右クリックメニューと[スタート]メニューのみに「7-Zip」が登録される。利用中の解凍・圧縮ソフトによって関連付けされたファイル形式が勝手に更新されることがないのは助かる。ファイルの関連付けは[ツール]→[オプション]から表示できる[オプション]ダイアログボックスで指定する。

[オプション]ダイアログボックスでファイル形式の関連付けを指定する。ISO形式やVHD形式の関連付けも、ここで指定する
インストール直後は、ファイルの右クリックメニューと[スタート]メニューのみに[7-Zip]が登録される
右クリックメニューをカスタマイズしたいときは、[オプション]ダイアログボックスの[7-Zip]タブで変更する

豊富な圧縮オプション

 「7-Zip」のメイン画面にファイルをドラッグしても圧縮できるが、右クリックメニューから[圧縮]を選択した方が簡単だろう。[ファイル圧縮]画面の[書庫形式]から、圧縮するファイル形式をZIP/7z/TAR/GZIPなどから選択できる。そのほかの項目は特に変更しなくても問題はない。任意でパスワードも設定できる。[自己展開書庫形式]のチェックボックスをONにすると圧縮後は自己解凍形式のEXEファイルにすることが可能。ただし、メール等で送付する際にはブロックされてしまうことが多いので注意しよう。

ほかの作業を行っている場合は[CPUスレッド数]を減らしてCPUの負荷を下げるという使い方もできる
ファイルの展開時も同様に右クリックメニューからの操作がすばやい。右クリックメニューの[展開]から、すぐに[展開]画面が表示される