やじうまの杜

手書きネコをリアルネコにしてくれるサービスが“Twitter”で流行の兆し

窓や壁などの部品を配置するだけでそれっぽい建物の画像を生成してくれるデモも

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

“Image-to-Image Translation in Tensorflow”

 “pix2pix-tensorflow”という機械学習ライブラリのデモが、今“Twitter”で流行の兆しを見せています。“pix2pix”という手法をGoogleの「TensorFlow」(先日、v1.0がリリースされましたね!)で実装したものだそうです。

Image-to-Image Translation in Tensorflow - Affine Layer

 特に今人気なのが、ネコの輪郭を与えるだけで実写風に加工してくれるデモ“edges2cats”。約2,000ものネコの写真をもとにその輪郭を学習したのだそうで、適当に描いた線画がリアルなネコに変換されます。“Twitter”のハッシュタグ“#edges2cats”でさまざまな作品が共有されていますが、眺めているだけでも面白いですね。

ネコの輪郭を与えるだけで実写風に加工してくれるデモ“edges2cats”

 ただ、失敗するとグロい画像になるので、食事中に遊ぶのはやめておいた方がいいかもしれませんが。

失敗するとグロい画像になる

 そのほかにも、窓や壁、バルコニーなどの部品を配置するだけでそれっぽい建物の画像を生成してくれる“facades”や、先ほどのネコ変換器の靴版“edges2shoes”、ハンドバッグ版“edges2handbags”も用意されています。“pix2pix”処理の原理を知りたい人は、“Image-to-Image Translation in Tensorflow - Affine Layer”で詳しく解説されているので参照してみてください。

 なお、それぞれのデモは「Google Chrome」での利用が推奨されています。