やじうまの杜

NASA、地球外生命体の可能性高まる発表に合わせて“水の星”ポスターを無償公開

今日発表された土星の衛星エンケラドスを含む、海が存在する9つの天体を解説

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『Ocean Worlds』

 今日14日(日本時間)、NASAが土星の衛星エンケラドスに生命が存在できる条件がそろっていることを発表しました。惑星探査機カッシーニなどの調査によると、エンケラドスの氷の下にある海には水と水素や二酸化炭素、メタン、アンモニアが含まれており、原始的な生命が存在できるとのこと。いよいよ、太陽系の天体に地球外生命が存在する期待が膨らんできました。

 思えば一昔前まで、太陽系に海をたたえた天体があるなんて思っていませんでしたが、最近の研究では木星や土星の衛星など、さまざまな天体に海が存在する可能性があることがわかってきました。なかでも木星の衛星エウロパと今回発表されたエンケラドスには生命が存在する可能性が高いようです。

 NASAは、そんな太陽系内の海が存在する天体を解説したポスターを公開してくれました。『Ocean Worlds』と題されたポスターには、地球をはじめとする9つの天体のイラストと天体の説明のほか、海が生命を維持できる可能性が“ACTIVE” “ACTIVE?” “POSSIBLE” “LOCKED?” “LOCKED”の5段階で示されています。確実に生命を維持できる“ACTIVE”から“ACTIVE?” “POSSIBLE” “LOCKED?” “LOCKED”と変化するにしたがって生命を維持できる可能性が低くなるということのようです。

エンケラドスの海は生命を維持できる可能性が地球と同じく“ACTIVE”

 我々の住む地球はもちろん、今回発表されたエンケラドスも“ACTIVE”となっています。もし、エンケラドスに生命が存在するとしたらどんな生き物なのでしょう? 想像が膨らみます。『Ocean Worlds』ポスターはPNG形式(5MB)のほか、印刷用のPDF形式(18.5MB)でダウンロード可能です。