やじうまの杜
「Firefox 62」ではアドオンがちょっぴり便利に ~開発者向けエディションで試す
[拡張機能の管理]コマンドと、“隠しタブ”へアクセスする方法が追加
2018年7月13日 06:00
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Firefox 57」でレガシーアドオンを切り捨て、大幅なパフォーマンス向上を果たした「Firefox」ですが、シェアの上では苦戦しているようです。
最大の原因はアドオンのラインナップ不足・機能不足だと思われますが、開発チームもただ手をこまねいているだけではありません。次期バージョン「Firefox 62」ではアドオン関連の改善がいくつか投入されるようです。
[拡張機能の管理]コマンド
アドオンのボタンの右クリックメニューに[拡張機能の管理]というコマンドが追加されました。このコマンドを利用すると、アドオンの管理画面(about:addons)へジャンプすることが可能。「Google Chrome」にもある機能で、アドオンのカスタマイズが気軽に行えるようになります。
でも、“どうせならアドオンのオプション画面にも直接移動できたらいいのにな”などと筆者は思うのですが、いかがでしょうか。
タブの履歴メニューから“隠しタブ”へアクセス
「Firefox 61」では“隠しタブ”がサポートされましたが、それが[履歴]メニューからもアクセスできるようになりました。
“隠しタブ”は、不要だったり邪魔なタブを拡張機能のAPIで非表示にしたタブです。たとえば、タブをサイドバーへ表示する「Tab Center Redux」を利用している場合、横にも上にもタブが表示されるのは煩わしいですよね。そんなわけで、「Firefox Quantum」でも復活を望む声が多く寄せられていました。
現行の「Firefox 61」で“隠しタブ”を利用すると、タブバーの右端にプルダウンメニューが追加され、ここから“隠しタブ”へアクセスすることが可能。また、一度閉じたタブを再び開くこともできます。
「Firefox 62」ではこれに加え、[履歴]メニューからもアクセスできるようになりました。[履歴]-[隠しタブ]メニューを利用すると、“隠しタブ”のプルダウンメニューを表示することができます。ちなみに[履歴]を含むメニューバーは、[Alt]キーを押すと一時的に表示することが可能。
これらの改善はプレビュー版の「Firefox」で試すことができます。とくに開発者向けの「Firefox Developer Edition」は安定版の「Firefox」と同居できるので、入れておいて損はないと思います。