やじうまの杜

「macOS 26.2」搭載予定の「Edge Light」、早速Microsoftのえらい人にWindows移植される

デスクトップに仮想のリングライトを表示

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「Windows Edge Light」v1.9

 macOSの次期バージョン「macOS 26.2」では、「Edge Light」という新機能が追加されるのだそうです。これはデスクトップに仮想のリングライトを表示する機能。リングライトというのは、YouTuberなんかがよく使っている、自撮りや動画撮影が映えるようにするライトですね。暗い部屋でオンラインミーティングするときも、これがあれば顔がいい感じに映る……らしいです。

 これに感銘をうけ(?)、いち早く反応したのがMicrosoftの開発者コミュニティ担当副社長、Scott Hanselman氏。さっそくWindows版「Edge Light」を作ってくれました。

 「Windows Edge Light」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、執筆時現在、v1.9が無償でダウンロード可能。先日リリースされたばかりの「.NET 10」で構築されており、x64とarm64で利用できます。

 使い方は簡単で、リリースページから書庫ファイルをダウンロードして適当なところへ展開し、「WindowsEdgeLight.exe」をダブルクリックして起動するだけ。タスクトレイに常駐し、デスクトップに仮想リングライトを表示してくれます。

 そのほかの主な機能は以下の通り。

  • 自動更新:更新システムが組み込まれており、最新バージョンをチェックできる
  • マルチモニター環境に対応:メインモニターを自動で検知し、仮想リングライトを表示するので設定不要
  • DPI対応:4Kモニターなどの高DPIディスプレイでも適切に動作
  • Fluent Design:Windows 11のデザイン言語に準拠したモダンなUX
  • 常時最前面表示:他のすべてのウィンドウの上に表示される(オーバーレイ)
  • クリック透過:オーバーレイの上からでも下のウィンドウなどをクリック操作できる
  • グラデーション効果:繊細なぼかし効果とグラデーションでプロフェッショナルな見た目を実現
  • ツールバー:明度のカスタマイズ、仮想リングライトのON/OFFを簡単に切り替え可能
  • キーボードショートカットのサポート
    ・[Ctrl]+[Shift]+[L]キー:ライトのON/OFF
    ・[Ctrl]+[Shift]+[↑]キー:明るさを上げる
    ・[Ctrl]+[Shift]+[↓]キー:明るさを下げる
ツールバーやキーボードショートカットでコントロール

 オンラインミーティングでも明るく、魅力的な自分でいたい!という方はぜひ試してみてください。

 ちなみに、このアプリは「GitHub Copilot CLI」とディクテーション(音声入力)でバイブコーディングで開発されているとのこと。興味のあるアプリ開発者は、その様子を収録した「YouTube」動画もどうぞ。