やじうまの杜

macOS版「Notepad++」プロジェクトが商標侵害・誤認誘導の疑いで炎上

次期バージョンから「Nextpad++」に改称へ

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本家プロジェクトの開発者Don Ho氏のコメント

 先日、Windowsの定番テキストエディター「Notepad++」が有志の手でMacに移植されたことをお伝えしましたが、それが思わぬトラブルに発展している模様。本家を装うような名称・ロゴ・表現を使用しており、商標侵害・誤認誘導の懸念が指摘されています。

 本家のWindows版「Notepad++」はオープンかつフリーなプロジェクトなので、そのソースコードを用いて派生プロジェクトを立ち上げる(フォークする)こと自体に問題はありません。しかし、その名称やロゴなどを無条件に利用することまで許可されているわけではありません。

 macOS版「Notepad++」のプロジェクトを主宰しているAndrey Letov氏も悪気があったわけではなく、当初は本家プロジェクトに認めてもらおうと開発者のDon Ho氏にメールで連絡を試みていたようですが、Don Ho氏はこのメールに返事をしなかった模様。ちゃんとした許可が得られないまま、Andrey Letov氏がそのまま見切り発車で「Notepad++」を名乗る派生プロジェクトを公開してしまった……という流れのようです。

 Windows版「Notepad++」とmacOS版「Notepad++」が独立したプロジェクトであることは、macOS版「Notepad++」の公式サイトにも明示されていましたが、本家にリスペクトを示すためか、公式サイトの開発者リストへ勝手にDon Ho氏を加えていたり、本家「Notepad++」の流れを汲むことをアピールしていた点も、あまりよくありませんでした。本家との誤認を狙ったととられても仕方がないでしょう。

 macOS版「Notepad++」は、次期バージョンのv1.0.6より「Nextpad++」へ改称されるとのこと。これはSteve Jobs氏によって設立され、のちにAppleに買収された「NeXT」に由来します。現在のmacOSの基礎となっているOSに敬意を表した名前ですね。これでもちょっと「Notepad++」と紛らわしいのではないか、今度はAppleから訴えられないかと指摘するユーザーもいますが……どうなのでしょうか。

macOS版「Notepad++」は、次期バージョンのv1.0.6より「Nextpad++」へ改称