やじうまの杜

そんな国道、あるんだ!? 459路線を全国1枚に詰め込んだ「国道マップ」が楽しい

6つの国道が重なる区間、海を行く道……いろんな国道をたどってみよう

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「国道マップ」。全国459路線の一般国道を1枚の地図で表示できる

 「はてなブックマーク」経由で「国道マップ」というものを知ったので、早速試してみたいと思います。

 「国道マップ」は、日本の一般国道に特化したというWebマップです。全国459路線の一般国道を1枚の地図で眺められます。

 面白いのは、普段目にする地図ではよくわからない「重用区間」もわかりやすく表示されている点。むしろ、それを楽しむ地図というべきでしょうか。

 「重用区間」(重複区間)というのは、1本の道路にいくつもの国道が重ねて指定されている部分のこと。――そう、国道って実はいくつ重なっていてもいいんです! でも、全部書いてもややこしいだけなので、一般の地図では一番番号の小さい国道だけを案内するのが普通。実際の国道の標識(逆さおにぎり)も、番号が若いものだけが掲出されていることがあります(串団子みたいにいくつも表示されているところもありますが)。そうなってると、どこが「重用区間」なのかがよくわからないですよね。

 でも、国道マップならそれも一目瞭然。どの縮尺でも路線番号が省略されませんし、「重用区間」ではすべての国道番号が余さず掲載されます。四重以上の「重用区間」なら、紫のぶっとい線に。

 手っ取り早くその紫区間を見てみたいなら、マップ左側のトロフィーアイコンから「国道重用区間ランキング」をどうぞ。全国国道のなかでも、えりすぐりの「重用区間」へジャンプできます。フィルタリングで[重用区間のみ]を表示しても面白いですよ。最寄りの「重用区間」はどこでしたか?

「国道重用区間ランキング」でトップに表示された、高知市はりまや橋付近の6国道重用区間。指定した地点を「Google マップ」や国土地理院の「電子国土WEB」で開くことも
フィルタリングで[重用区間のみ]を選ぶと、重用区間だけが表示される

 同様に、複数の国道の起点・終点が重なる地点を集めた「起点・終点が重なる地点」(全303地点)もあります。こちらも1位は高知で、8路線の起点・終点が集まっています。

[起点・終点が重なる地点]。8路線の起点・終点が重なる地点も

 そのほかにも工事中・未開通の区間、海上国道、さらには都道府県道(主要地方道・一般都道府県道)も表示可能。区間をクリックすれば、名称や区間長、最終更新日、元になった「OpenStreetMap」のデータへのリンクなども確認できます。

区間をクリックすると、名称や区間長、最終更新日などが表示される。背景は航空写真にも切り替えられる
海の上を通る「海上国道」。佐渡島を通るこの350号線は、とある総理大臣が強引に引いたというお話

 もちろん、特定の国道だけを表示することも可能。たとえば“日本三大酷道”の一つとしても知られる国道439号を選ぶと、こんな感じ。ほかの国道とどこで重なっているのかがよくわかりますね。

国道439号だけを表示したところ

 バイパスで枝分かれしているところなんかもあるのかな? 私は道路にそんなに詳しくないのですが、地元の国道がどんなふうに重なっているのか、眺めてみるだけでも楽しいので、ぜひ試してみてください。

 なお、道路データの出典は「OpenStreetMap」。更新は不定期だとのことですが、執筆時点では8月26日時点のデータが使われていました。背景地図には国土地理院の地図・航空写真が用いられています。ソースコードは「GitHub」でMITライセンスのもと公開されています。

[国道マップについて]画面。データの更新日時や路線数などを確認できる