特集

無料でストアから手に入るお勧め画像系アプリ6選 前編

プロ向けのフォトレタッチアプリ、地図連携できる写真ビューワー、スキャナーアプリ

 Windows 8のリリース当初はアプリのラインナップ不足が目立っていたものの、最近ようやく充実を見せてきてきた“ストア”。メジャータイトルの移植だけでなく、“ストア”でしか手に入らないオリジナルアプリも徐々に増えてきている。

 “ストア”アプリの利点は、なんといっても入手が容易であること。ダウンロードの際に余計な広告を踏んだり、バンドルアプリを誤って導入してしまうこともない。また、インストールしてもレジストリなどを汚さないため、気軽に試して、気に入らなければ削除できるのもメリットと言えるだろう。

 そこで本特集では、比較的ラインナップが豊富で人気の高い画像系のアプリに絞り、まだ使ったことがないならぜひ試してもらいたいお勧めのアプリを、前後編に分けて6本厳選して紹介する。どのアプリも無料で利用できる(一部にアプリ内購入あり)ので、気軽に楽しんでほしい。

プロ向けのフォトレタッチアプリ「Polarr」

プロ向けのフォトレタッチアプリ「Polarr」

 「Polarr」は、プロフェッショナル向けのフォトレタッチアプリ。色や明るさといった調整から、露出やコントラスト、レンズの光量・歪み、ノイズの低減まで補正することが可能で、納得のいく一枚が仕上がるまでとことん付き合ってくれる。フィルターも充実しているので、“インスタグラム”のような写真加工を楽しむことから始めてみてもよいだろう。

 また、フットプリントが50MBとコンパクトで、軽快に動作するのも本ソフトの特徴。ノートPCやタブレットPCなどに入れて出先で利用しても、バッテリーへの負担が少ない。

思い出の写真を地図にマッピングできるビューワー「GeoPhoto」

思い出の写真を地図にマッピングできるビューワー「GeoPhoto」

 「GeoPhoto」は、位置情報付きの写真を“Bing マップ”へプロットしながら閲覧できるビューワーアプリ。写真は自動でグルーピングされる仕組みになっており、マップの拡大・縮小に応じて変化する。世界地図を表示してどの国を訪れたか振り返ってもよいし、自宅の近所にまで拡大して散歩コースを振り返るマップとして使ってもよいだろう。

 写真のグループをクリックすると、コマンドへアクセスすることが可能。コマンドは円盤状に配置されており、画像の拡大表示やスライドショー、位置情報の確認、ジオタグの編集、Exif情報の閲覧が行える。「Windows マップ」アプリを起動して、ルート案内を行うことも可能だ。

Microsoftが作ったドキュメントスキャナーアプリ「Office Lens」

Microsoftが作ったドキュメントスキャナーアプリ「Office Lens」

 写真やドキュメント、ホワイトボード、名刺などを端末のカメラで撮影し、画像データとして保存できるアプリ。ドキュメントの輪郭を認識して傾き・歪みを補正したり、不要部分をトリミングしたりといった処理を自動で行ってくれるのが特徴で、画像内のテキストを認識してファイルへ埋め込むOCR機能も備えている。

 取得したデータは“ピクチャ”フォルダー(ギャラリー)や“OneDrive”へ保存することが可能。「OneNote」や「Word」、「PowerPoint」などのオフィス文書として保存することもできる。

「OneNote」や「Word」、「PowerPoint」などのオフィス文書として保存することも
PDF文書として保存。OCR機能により認識されたテキストが選択できるのがわかる