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「あんな感じの動画」が簡単に!? 無料で始められる動画編集ソフト「Filmora」がスゴい!
タダで使える圧倒的物量の素材やエフェクト、そして強力なAI連携機能………
- 提供:
- Wondershare Software Co., Ltd.
2026年1月30日 06:55
「なんでもショート動画」の今、「あんな感じの動画」が簡単に作れる「Filmora」
今やネットで何かを伝えたり説明したりするには、テキスト以上に動画が重要になってきている。広告・宣伝はもちろんのこと、料理のレシピや「Excel」の使い方なども、テキストと動画があったらまず動画から見るという人も多い。
動画を撮影するのは今やスマホでもできるが、「Instagram」や「TikTok」で見かけるようなショート動画は一体何で編集しているのか、知りたい人も多いのではないだろうか。そんな方にご紹介したいのがWondershareの動画編集ソフト「Filmora」(フィモーラ)だ。
Wondershareは2003年設立のグローバルソフトウェア開発企業で、マルチメディアやビジネス系を中心に、多くのシリーズを展開している。「Filmora」は動画編集を中心にAI機能をふんだんに取り入れ、すでにバージョンは15に達するという息の長いソフトウェアだ。
無料で始めても「使える」素材が山のようにある!
このソフトの最大のポイントは、非常に豊富なエフェクトやテンプレートが用意されており、無料版でもかなりのことができるというところ。
高度な編集機能やクラウドストレージを使う場合は有料になるが、個人向けならベーシック年間プラン6,980円、毎月1,000 AIクレジットが付いてくるアドバンス年間プランが7,980円、1,000 AIクレジット付きの永続ライセンスが8,980円となっている。
個人的にはメジャーアップデートも無償、毎月1,000 AIクレジット、10GBクラウドストレージがついてくるアドバンス年間プランが一番お得だと思う。
AI機能がガンガン使える!
編集ツール内に多数のAI機能がインテグレートされているのも、「Filmora」の特徴だ。
昨今ネットで注目を集めているテキストからの画像生成は当然として、参考画像からの動画生成にも対応している。さらには足りないカットの後ろを伸ばしてくれる「AI延長」、さらには動画内の人物を自動的に切り抜いてくれる「AIポートレート」など、今話題になっている機能のほとんどが搭載されている。
生成AI機能には、無料で使えるものと有料で使えるものがある。有料の機能を利用する際には、使う前に何クレジット消費するのか、今何クレジット持っているのかも表示されるので、使いすぎて後から大量の請求がくるようなことにはならないのもいいところだ。
「これまでネットに動画を投稿してきたがどうもパッとしない、スマホで編集するのはもう限界」という方は、WindowsでもMacでも無料で始められる「Filmora」を試してみるのもいいだろう。ただ無料の場合もWondershareのアカウント登録は必要だ。
めちゃくちゃ機能の多いソフトなのだが、今回は実際にショートムービーを作りながら、「Filmora」とはどういうソフトなのかをざっくりご紹介してみたい。
「なんでもショート動画」の今、「あんな感じの動画」が簡単に作れる「Filmora」
- 「使える」素材が山のようにある!
- AI機能がガンガン使える!
基本編集はサクサク、縦動画にも対応
- 非力なPCでも使える「プロキシ」機能もアリ
- 素材の調整~編集は定番的操作
- 回転操作や色調整も簡単
圧倒的物量の素材・エフェクト・トランジション
- ストック:音無しの動画素材、そのまま使ったり、合成背景など。無料で600以上
- オーディオ:BGMや効果音、ASMRもアリ。音楽は無料で2,300以上、効果音は3,300以上
- タイトル:フォント的、エフェクト的なものなど無料で3,300種類
- トランジション:無料で1,000以上、「人気」や「ランキング」でも選択可能
- エフェクト:1,200個以上アリ、あの「時間で動く棒グラフ」も有料で用意
- フィルター:フィルムっぽくしたり、レトロっぽくしたり……無料で1,200以上
- ステッカー:「SUBSCRIBE」などのピンポイント画像
- テンプレート:音入りの動画素材。カウントダウンや季節ものなど
- 有料プランならエフェクトやフィルターがさらに10倍に……
幅を広げるAI機能
- キャラクターボイスでのテキスト読み上げ
- AI音楽生成は「ジャンル」「ムード」「楽器編成」「時間」を設定
基本編集はサクサク、縦動画にも対応
では、まずは基本的な編集機能を紹介していこう。
今、動画編集でアツいのは、縦動画だ。ネット動画のほとんどはスマホで視聴されるため、スマホの画面に合わせた縦動画がサクッと作れるかが重要だ。そして「Filmora」はそのあたりも抜かりがない。新規プロジェクトを作る際に、9:16(縦画面)を選択すると、縦動画専用の編集画面になる。
今回は「スリーコインズで購入したスマートフォンケースをお勧めする動画を作る」という想定で、各機能をご紹介していく。
素材の読み込み ~非力なPCでも使える「プロキシ」機能もアリ
まずはプロジェクトメディアに撮影した素材を読み込んでいく。
このとき、プロキシを作成するかを問い合わせるダイアログが出る。プロキシとは、素材ファイルから編集しやすいように小さく軽いファイルを作るという機能だ。プロキシで編集しても、最終的に出力する際にはオリジナルの素材に差し替えて出力してくれるので、あまり編集に強くない非力なパソコンを使っている方でも最終出力はハイエンドパソコンと同じになるという、魔法のような機能である。今回はそこそこ強力なマシンを使っているので、プロキシ機能は使わずに編集している。
素材の調整~編集は定番的操作
今回はスマホで撮影したものと、デジタルカメラで撮影したものが混じっており、解像度もフレームレートも違っている状態だ。メインとなるクリップをクリックすると右側のソース画面に表示されるので、そこでIN点OUT点を設定してタイムラインに追加する。
このとき、プロジェクトで規定されたタイムラインの解像度やフレームレートと素材が違っていれば、どちらに合わせるかダイアログで知らせてくれる。今回は1,080×1,920/30pの縦動画を作るので、[メディアに一致]を選択する。
ベーシックな編集は一般的な編集ソフトと全く同じなので、すでに何らかのソフトを使ったことがある人ならすぐ編集にかかれるはずだ。
ざっくりと使いどころを選んでタイムラインに配置し、細かい編集はタイムラインの方が拡大縮小できるので、楽だろう。再生ヘッドをクリックするとそこで分割される。
回転操作や色調整も簡単
スマホ撮影で困るのが、動画素材の縦横や上下が逆になっているというケースだ。撮影時の縦横や上下はスマホ内のジャイロセンサーで検知しているので、真上から真下を撮影するといったときには、誤判定が起きやすい。
この場合はタイムライン上でクリップを選んで、真ん中の編集パネルの[ビデオ]-[編集]-[回転]で角度を入力することで、映像を回転できる。手っ取り早くやるなら、[Ctrl]+[Alt]+[→]キーや[Ctrl]+[Alt]+[←]キーで90度ずつ回転できる。頻度に応じて使い分けて欲しい。
またカットの色味や明るさの調整は、編集パネルの[色]で調整できる。プレビュー画面右上にある波形ボタンを押すと波形モニターも出てくるので、波形モニターの見方がわかるようなプロユーザーにもちゃんと対応しているのがわかる。
一通りベーシックトラックが完成したら、全体を選択して速度を150%にアップする。カットによっては200%にした方が良さそうだ。[タイムラインスナップ]機能が有効になっているので、クリップ間に隙間が空くこともない。
圧倒的物量の素材・エフェクト・トランジションあの「動く棒グラフ」も有料で用意
ではここからエフェクトなどを使って味付けしていく。
エフェクトには無料と有料のものがあるが、有料のものにはピンクのダイヤモンドマークがつけられている。ここでは無料のものから試していく。
まずは提供される効果や素材にどういうものがあるか確認しよう。
ストック:音無しの動画素材、無料で600以上
[ストック]は1つのシーンとして提供される動画で、そのままで使えるものもあれば、合成の背景のような抽象的なものまで、無料では600個以上が提供されている。
オーディオ:BGMや効果音など。音楽は無料で2,300以上、効果音は3,300以上
[オーディオ]は効果音のほか、BGMとして使えるものも豊富だ。環境音や今注目のASMRも揃っている。音楽は無料で2,300以上、効果音は3,300以上が提供されている。左側のジャンルから探せるほか、フィルター機能から再生時間や楽曲のテンポなどから探すこともできる。
素材を探せるフィルター設定には、[すべて]と[商業利用可]の選択がある。ほとんどの効果は商業利用できるものだが、広告宣伝で利用する場合は[商業利用可]から選ぶことをおすすめする。こうした配慮もなかなか気が利いている。
タイトル:フォント的なもの、エフェクト的なものなど無料で3,300種類
[タイトル]は文字スタイルのテンプレートで、フォント的なものから画面取り切りのエフェクティブなものまで、色々なパターンがある。無料でも3,300種類が提供される。
文字関係の機能はここに集められており、AIによる文字起こし機能もある。またAIによる翻訳機能まである。AIを使うのでAIクレジットを消費するが、2回まで無料でお試しできるので、気になる人は試してみて欲しい。
トランジション:無料で1,000以上、「人気」や「ランキング」でも選択可
[トランジション]は無料のものだけで1,000個以上が提供されているが、[人気]や[年間ランキング]といった分類もされているので、みんながどんな効果を使っているのか、トレンドがわかる。
トランジションタイプはサムネイル上も動いているが、クリックするとソース画面で大きくサンプルが再生される。また下には[よく似たおすすめ]も出てくるので、種類が多くても選ぶのに時間はかからない。ここでは先頭と次のカットのところに、ワープズーム4を、途中お風呂場のシーンのつなぎにワープズーム3を適用してみた。
エフェクト:1,200個以上アリ、あの「時間で動く棒グラフ」も有料で用意
[エフェクト]は、画面全体にかかる映像効果だ。
こちらもトランジションと同じく、選択すればソース画面でプレビューできるし、[よく似たおすすめ]も表示される。
こちらも無料のものが1,200個以上提供されているが、今回は有料エフェクトの中から、[ダッシュストローク]を選んでみた。編集パネルの[エフェクト]ではエフェクトごとのパラメーターもいじれるので、目指す効果に追い込むことができる。
エフェクトの中で是非紹介しておきたいのが、[アニメーションチャート]だ。この中の動く棒グラフは、時間が進むごとに順位が入れ替わるランキングなどの動画でご覧になったことがあるだろう。
これはデータタブに年、国、データを入力することで自動生成されるものだ。
データタブに手入力する以外にも、「Excel」のXLSXやCSVファイルのデータシートをドラッグ&ドロップすることもできる。初めて見た時は、『あの動画はこれで作ってたのか!』と驚いた。実は誰も言わないだけで、かなり秘密兵器のように使われているソフトなのである。
フィルター:フィルムっぽくしたり、レトロっぽくしたり……無料で1,200以上
[フィルター]は主に色のトーンを変更するものだ。
フィルムっぽくしたりレトロっぽくしたりといったフィルターもある。こちらも無料で1,200以上が提供される。単にカメラの撮って出しの色よりも、ちょっとクセを付けた方が見栄えがいい。クリップごとに編集パネルの[色]で調整してもいいのだが、全カット同じトーンに揃えたい時はフィルターを使った方が早い。
ここではオープニングカットに[ヒュープラス]を加えて色味を変え、そのほかのカットには[ウエディング ブリス03]を加えて明るさを足してみた。
ステッカー:「SUBSCRIBE」などのピンポイント画像
[ステッカー]は映像にかけるエフェクトの類ではなく、上のビデオトラックに乗せてオーバーレイさせるような素材だ。
動画の最後に『いいね!』を求めるようなステッカーも大量に用意されている。ここでは有料だがシャワーのシーンに「丸印」を入れてみた。
テンプレート:音入りの動画素材。カウントダウンや季節ものなど
[テンプレート]はストックと似ているが、こちらは音付きでそのまま映像に入れて使える完成品だ。
カウントダウンや季節ものなど、オープニングやエンディングに使えるものが揃っている。こちらはざっと見た限り無料のものは少ないようだ。
有料プランならエフェクトやフィルターがさらに10倍に……
無料でもかなりのことができるのが「Filmora」のいいところだが、有料プランに加入すると、使えるエフェクトやフィルターがおよそ10倍に増える。
最初無料で使ってみて、有料のエフェクトの方がいい感じだと思ったら、有料プランを検討すべきだろう。
そんなわけで無料・有料エフェクト類を使って、まずはビデオトラックが完成した。
幅を広げる多彩なAI機能動画生成、動画延長、翻訳、オブジェクトリムーバー、モザイク処理、テキストなどなど
Filmoraは、豊富なAI機能もポイントだ。
AI機能としては、文章や画像からの動画生成、AI動画延長、AI翻訳、AIオブジェクトリムーバー、AIモザイク処理、AIテキスト読み上げなどがある。現在画像・音声処理で考えられる機能のほとんどが実装されていると言っていい。
AI機能は無料プランでも使えるが、AIクレジットは別途購入することになる。ある程度AIクレジットが付いてくる有料プランの方がお得かどうかは使い方次第。
判断が付くように、AI機能をいくつか試してみよう。
キャラクターボイスでのテキスト読み上げ
まず最初にご紹介したいのが、AIによるテキスト読み上げ機能だ。これはしゃべらせたい文章を入力すると、それ通りにAIがキャラクターボイスで読み上げてくれるといった機能だ。自分でナレーションを入れるのが恥ずかしいとか、ナレーターのように喋れないという人も多いだろう。そんな場合はAIが変わって喋ってくれるわけだ。
文章はこの画面に直接入力してもいいが、やり直ししたいときにはもう一度入力しなければならない。あらかじめ「メモ帳」などでテキストを作って、そこからコピー&ペーストした方がいいだろう。
喋る速度も設定できる。今回は映像のテンポに合わせて1.6倍速にしてみたが、編集時にピッチを保ったままスピード変更もできるので、最初からぴったり合わせ込もうとしなくても大丈夫だ。
今回は30秒の動画全体のナレーションを一度に生成したが、長い場合は10秒以内のキリのいいところで分割されるようだ。生成された音声はタイムラインの一番最後に自動的にくっつくが、これは不要なので削除しておこう。動画に合わせてナレーションを貼り付けていくと、だいぶいい感じになってきた。
音楽生成は「ジャンル」「ムード」「楽器編成」「時間」を設定
次に音楽だ。
これも膨大なオーディオライブラリから選べるが、生成AIにオリジナルの音楽を作ってもらうこともできる。ジャンルやムード、楽器編成を指定して時間を設定すれば、3つの候補を生成してくれる。その中から気に入ったものをダウンロードして「プロジェクトに追加」を選べば、自動的にタイムラインに配置してくれる。
なお生成時間は、音楽のテンポによってはぴったり指定の秒数にならなかったりもするので、少し長めに指定して、フェードインやフェードアウトで調整する方がいいだろう。
あとは[タイトル]からデザインを選んでタイトルなどのテロップを入れたら完成だ。
操作方法は定番的、『こういうのができたらいいな』なエフェクトやフィルターは山のようそして強力な生成AIとの連携機能
とにかくエフェクトやフィルターなどの効果が山ほど使えるので、普通に撮影した動画でもかなりインパクトのあるカットへ作り変えることができる。『こういうのができたらいいな』という効果がだいたい揃っているのが、「Filmora」の強みだろう。
また生成AI機能もかなり踏み込んでおり、素材が足りなくてもAIで作ってしまえば解決だ。例えばカットの頭やお尻が足りなくても、[AI延長]機能を使って伸ばすことができるなど、撮影時の失敗もカバーできる。
さらに有料プランであれば、スマホ版「Filmora」では生成AIエンジンとしてGoogleの「Nano Banana Pro」が使える。従来のモデルと比較して、テキストの描画精度、複雑な指示の理解力、現実世界の知識に基づいた描写力が売りの最新鋭生成AIが使えることで、生成したAI動画を即編集して完パケまで持っていける最短ツールとなっている。
日本では編集ソフトとしてこれまであまり注目されてこなかった「Filmora」だが、完成までのスピードで勝負したい、手間をかけず見栄えのいいものを作りたいという映像制作者にはぴったりのツールである。
とにかく機能が多いが、全部を把握していなくても必要なところだけつまみ食いするだけで、十分に作業を効率化できる。まずはどんなものなのか、無料版からお楽しみあれ。
小寺 信良
1963年、宮崎県出身。
18年間テレビ番組編集者を務めたのち、文筆家として独立。
専門分野はコンシューマ映像機器、放送機器、映像技術、放送文化、著作権行政、エネルギー問題、子供とIT、PTAなど。
2019年より故郷の宮崎県へ移住し、執筆活動を続ける。





























