工程さん
-
-
工程さん
- バージョン・リリース日
- v1.531(23/12/14) インストールアプリ
-
「Microsoft Excel」の操作性と専門ツールの強みを兼ね備えた本格派工程表アプリ
- ソフト種別
- シェアウェア3,938円(税込み) (60日間無償で試用可能。その後も24日間までの週間工程表は無料)
- 対応環境 :
- Windows 7/8/10/11
- 窓の杜から
ダウンロード - ファイルサイズ
- 6.4MB
- ライセンスキー購入
-
※消費税増税のため、一部ソフトの価格が異なっている場合があります
「工程さん」は、「Microsoft Excel」の操作性と専門ツールの強みを兼ね備えた本格派工程表アプリ。「Excel」の本来の役割はあくまでも“表計算”。カレンダーを作ったり、ガントチャートを作成したりすることも可能だが、けっしてそれ専用のアプリではない。そのため、工程表の作成・管理には不要な機能が多く、操作は必要以上に複雑で、無用なトラブルを招くことも少なくないが、本ソフトはそうした問題を解決している。「Excel」で工程表を管理している小規模な建設業や製造業はもちろん、一般の会社や学校でも役立つだろう。
「工程さん」には「初期設定ウィザード」が備わっており、一般的な様式の工程表であれば簡単に作成できる。工程の期間と印刷の用紙サイズ、向きなどを選ぶだけでカレンダースタイルの表を出力できるようになっており、ちゃんと休日も赤く色分けされる。もちろん、平日を休日に設定したり、休日を作業日に変更するのも右クリックメニューから簡単に行える。
工程表の上部にあるハンドルをクリックしてヘッダーを開き、工事や事業所の名称といったタイトル要素を指定し、そのままプリントアウトしてしまえば、“工程表を印刷するアプリ”として利用できる。ヘッダーに所長や主任のハンコを押すスペースを設けられる点は、専門の工程アプリらしいところといえるだろう。
ヘッダーを除く工程表部分の操作は、基本的に「Excel」と同じだ。セルを選んで[F2]キーで文字を入力したり、オートシェイプの要領で実線や点線、バーなどを追加していけばよい。実線や点線はセルにピタッと吸い付く(スナップ)ので細かい位置調整は不要。終点を指定すれば付随テキストもシームレスに入力できる点は、「Excel」よりも快適だ。
また、選択や挿入ツールは画面左のバーに、テキストやセルの書式は画面右のバーにまとめられているので、「Excel」のようにリボンを切り替える手間がない。ちょっとした慣れは必要だが、マウスクリックでツールを選択、[Esc]キーでツールをリセットという基本操作を覚えてしまえば、快適に操作できるだろう。
そのほかにも、専用の工程表アプリならではの機能が多数盛り込まれている。
- たとえば3日かかる作業をバーで表す場合、休日をまたいでコピー&ペーストすると自動で長さが4日間に調整される(実働日数換算でバーの長さが決定される)
- 週間・月間などの単位で「特殊行」を挿入できる。たとえば、その週の安全スローガンなどを書いておける
- 「特殊行」では縦書きモードが選べる。工程表によくある一番下の備考欄を簡単に実現できる
- 実線などのオブジェクトは1日単位でスナップ(ピタッと吸いつく)する。これは半日単位に切り替えることも可能
- マイルストーンの設定や出来高曲線、進捗線(イナズマ線)などにも対応
なお、「工程さん」は税込み3,938円でダウンロード販売されている有料アプリだ。しかし、期間が24日までの「週間工程表」であればライセンス登録をしていないフリーソフト版としても使える。
また、本ソフトのライセンスは「パソコンが壊れるまでが有効期限」となっている。他のPCへライセンスを移すといったことはできないので注意したい。Macでの利用(仮想PCなど)も禁止だ。