書店店頭でAI店員が顔の特徴と表情を読み取ってお勧め書籍を教えてくれるサービスが開始

ブックファースト新宿店に設置された“ミームさん”

　（株）トーハンは6日、（株）sMedioと共同で開発した顔認識AI技術を応用した書店店頭用デジタルサイネージ型システム“ミームさん”の実験を、ブックファースト新宿店で開始した。同店で開催中のアガサ・クリスティー作品フェアと連動し、顔の特徴と表情を読み取ってお勧めのクリスティー作品を教えてくれるという。

　“ミームさん”は、店頭に置かれたデジタルサイネージの画面を見ている人物の顔から、AIが性別や年代とともに表情を瞬時に推定し、その組み合わせからお勧めのタイトルを表示可能。店頭に置かれたモニターの前でスタートボタンを押すと、お勧めのタイトルが表示され、店内で展開中のフェア売場へ案内されるという。書籍の選定は（株）早川書房が行っており、（株）ミステリチャンネルのAXNミステリーがプロモーション映像を提供している。

“ミームさん”の画面