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Apple、「iCloud for Windows 6.0」を公開。1件の脆弱性を修正

最悪の場合、コンテンツを閲覧するだけで任意のコードが実行されてしまう恐れ

「iCloud for Windows」v6.0

 米Apple Inc.は20日(現地時間)、クラウドサービス“iCloud”のWindows デスクトップ向けクライアントソフト「iCloud for Windows」の最新版v6.0を公開した。メジャーバージョンアップとなる本バージョンだが、変更点は明らかにされていない。編集部で試用した限りでは大きな機能の追加やオプションの増減は確認できず、変更は内部的なものに留まると思われる。

 なお、本バージョンではメモリ破損の脆弱性(CVE-2016-4762)が1件修正されているので注意。Windows 7およびそれ以降のOSに影響し、最悪の場合、細工が施されたWebコンテンツを閲覧するだけで任意のコードが実行されてしまう恐れがある。

 「iCloud for Windows」はWindows 7以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 ただし、執筆時現在、日本語サイトからダウンロードできるのは旧版のv5.2.2となっているので注意。最新版をインストールするには、英語サイトからインストーラーを入手する必要がある。

ソフトウェア情報

「iCloud for Windows」
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0(16/09/20)