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人気のクリップボードの履歴管理ツール「Clibor」が7年ぶりのメジャーアップデート

履歴の保存件数を1,000件から10,000件へと拡充。デザインの刷新や既存機能の強化も

「Clibor」v2.0.0

 クリップボードの履歴管理ツール「Clibor」の最新版v2.0.0が、7日に公開された。7年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、Windows 10にあわせたユーザーインターフェイスの刷新や既存機能の拡充が行われた。また、開発ツールのアップデートや内部の古い処理の廃止、ソースコードの見直しなどにより安定性も向上しているという。

 「Clibor」は、[Ctrl]キーを2回叩くだけで簡単に呼び出せるクリップボード履歴の管理ツール。クリップボードへコピーされたテキストを履歴として記憶し、再利用できるようにするためのソフトだ。履歴をキーワード検索する機能や、あらかじめ登録したルールに従ってテキストを加工して貼り付ける機能、頻繁に利用するテキストを定型文として登録する機能なども備えている。

 本バージョンでは、ユーザーインターフェイスのフォントを「メイリオ」に統一するなど、デザインを刷新。使い慣れたメイン画面のデザインはそのまま、設定画面をはじめとする他の部分の使い勝手が大幅に改善された。設定ダイアログの[完了][キャンセル]ボタンが廃止され、設定の変更がその都度保存できるようになったのも、細かいながらうれしい改善点といえる。

 そのほかにも、昨今のPCのスペック向上にあわせ、履歴の保存件数を1,000件から10,000件へと拡充。インクリメンタルサーチの速度向上が図られたほか、定型文をホットキーで呼び出す機能を追加するなど、機能面での改善も図られている。

メイン画面以外のデザインを刷新
定型文をホットキーで呼び出す機能を追加

 なお、本バージョンより対応OSがWindows 7以降へ変更されているので注意。現在、ベクターのライブラリページや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Clibor」
【著作権者】
Amuns 氏
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.0(16/10/07)