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オープンソースのペイントソフト「Krita」v3.1、Macを正式にサポート

「FFmpeg」によるビデオ出力や新しいカラーピッカーなどを搭載

「Krita」v3.1.1

 オープンソースのクロスプラットフォーム対応ペイントソフト「Krita」の最新正式版v3.1が、14日に公開された。本バージョンではOS X/macOSが正式にサポートされたほか、新機能の追加、パフォーマンスの向上、不具合の修正などが行われている。

 まず、本バージョンから内部にオープンソースのマルチメディアライブラリ「FFmpeg」が採用され、アニメーションGIF、MP4、MKV、Oggファイルなどの動画フォーマットで作品を出力できるようになった。また、フレーム間で不透明度を自動補完しながらアニメーションさせる機能が追加されるなど、アニメーション関連の機能が拡充された。

 さらに、カラーピッカーが強化されたのも大きな変更点。新しいカラーピッカーではsRGB領域外の色を選択することも可能だ。そのほかにも、シンプルで高速なクイックブラシエンジンが搭載。既存のセグメントベースのグラデーションエディターに加え、ストップベースのグラデーションエディターが追加された。また、ハーフトーンフィルターの実装なども行われている。

 「Krita」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフト。Windows版の対応OSはWindows Vista以降で、編集部にてWindows 10で動作を確認している。現在、公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Krita」Windows版
【著作権者】
Krita team
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.1.1(16/12/14)

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