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「Git for Windows」v2.54.0が公開 ~「git svn」を削除、「git history」を実験導入

分散型バージョン管理システム「Git」のWindows版

「Git for Windows」v2.54.0が公開

 分散型バージョン管理システム「Git」のWindows版「Git for Windows」が4月21日(日本時間)、v2.54.0へとアップデートされた。本バージョンでは、以下のコンポーネントがアップデートされている。

  • 「Git」v2.54.0.
  • 「Bash」v5.3.9.
  • 「Git Credential Manager」v2.7.3.
  • 「MinTTY」v3.8.2.
  • 「Cygwin」v3.6.7ベースの「MSYS2」ランタイム(Git for Windows flavor)
  • 「cURL」v8.19.0.
  • 「OpenSSH」v10.3.P1.
  • 「OpenSSL」v3.5.6.

 なお、継続的にメンテナンスすることが難しいとして、「git svn」が「Git for Windows」から削除されている点には注意。このコマンドが引き続き必要な場合は、代わりに「Windows Subsystem for Linux」(WSL)経由でLinux版の「git svn」を利用するか、「MSYS2」環境に移行することが強く推奨されている。

 「Git 2.54」の目玉は、実験的に追加された「git history」コマンドだ。「git」の履歴を編集するコマンドとしては「Git Rebase –I」などがすでにあるが、これは柔軟性に富むものの複雑で、シンプルなケースでは少し使いにくい面があった。新しい「git history」はそうしたシナリオを想定したよりシンプルなコマンドで、現在のところ「reword」(コミットから派生するブランチを更新して書き換え)と「split」(コミットをインタラクティブに分割)という2つのサブコマンドをサポートする。

 そのほかにも、設定ファイル内でフックを定義する機能の導入、手動メンテナンスにおける「幾何学的リパック」(geometric repacking、従来のオールインワン方式よりもサイズ増加で速度が低下しにくいリパック方式)のデフォルト化などが行われているとのこと。

 「Git for Windows」はWindows 10以降に対応しており、現在「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。公式サイト「git-scm.com」などからも入手可能だ。

ソフトウェア情報

「Git for Windows」
【著作権者】
Git Project
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.54.0(26/02/03)