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芥川賞作家・円城塔氏らのコラボ3作が無償公開。青空文庫に著作権存続作品として収録

新たにパブリックドメインとなった19人の作家の作品も公開

円城塔作の『ぞなもし狩り』
澤西祐典作の『湯けむり』
福永信作の『グローバルタワーにて』

 青空文庫は2日、第146回芥川龍之介賞受賞作家の円城塔、第35回すばる文学賞受賞作家の澤西祐典、第1回ストリートノベル大賞受賞作家の福永信の3氏による別府をテーマにしたコラボレーション作品を同電子図書館サイトに収録し、同日より無償公開した。

 公開されたのは、別府大学で催されたイベント“文学への誘い 別府を読む×別府を書く”を機に書き下ろされ、大分合同新聞で発表された円城塔氏の『ぞなもし狩り』、澤西祐典氏の『湯けむり』、福永信氏の『グローバルタワーにて』の3作品。

 これら3作品は著作権が保持されているため、私的使用の範囲を越える利用および複製・再配布は原則できないものの無償で読めるほか、私的使用の範囲内であれば複製することもできる。

 青空文庫では、著作権が消滅してパブリックドメインとなった作品以外に、著作権の保護期間の作品であっても著作権者が希望し、底本となる紙で刊行された書籍があれば、作品の公開申請を受け付けている。今回も円城塔・澤西祐典・福永信の3氏の厚意により、作品が公開されたとのこと。

 そのほか、1日には新たにパブリックドメインとなった、亀井勝一郎をはじめとする19人の作家の作品も青空文庫で無償公開されている。

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