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メッセンジャーソフト「IP Messenger」、着信を「Slack」へ転送する実験機能を追加

画面のロック中に受信したメッセージを「Slack」でチェックできる

「IP Messenger」v4.70

 老舗メッセンジャーソフト「IP Messenger」v4.70が、21日に公開された。今回のアップデートは不具合の修正を主としたメンテナンスリリースだが、画面ロック中の着信を「Slack」へ転送する機能が実験的に搭載されているのが興味深い点だ。

 「IP Messenger」の着信を「Slack」へ転送するには、まず「Slack」のWebページで“Incoming WebHooks”の設定を行う必要がある。“Incoming WebHooks”ページで“Webhook”を作成してURLを取得しよう。

まず「Slack」のWebページで“Incoming WebHooks”の設定を行う
投稿先のチャンネルを指定して“WebHook”を作成すると、URLが取得できる
「IP Messenger」の設定画面にある[Slack転送実験]セクション

 次に「IP Messenger」の設定画面にある[Slack転送実験]セクションを開く。ここでは転送を行うタイミング(転送モード)や、転送先のチャンネル名またはユーザー名を指定できる。これらの項目を指定し、先ほど取得したURLの後半を指示通りに入力すれば、設定は完了。[テスト]ボタンを押して、テストメッセージが「Slack」に送られることを確認しよう。成功すれば、「IP Messenger」の着信を「Slack」で受け取れるようになっているはずだ。

 「IP Messenger」は、社内ネットワークといったローカルなネットワークで重宝されているメッセンジャーソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012/2016に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「IP Messenger」
【著作権者】
白水 啓章 氏、(株)朝日ネット
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.70(17/08/21)