ニュース
「Google ドライブ」アプリは非推奨に ~ドライブ ファイル ストリームが一般公開へ
12月11日をもってサポートを終了、2018年3月12日には完全にシャットダウン
2017年9月7日 12:04
米Google Inc.は6日(現地時間、以下同)、“ドライブ ファイル ストリーム(Drive File Stream)”機能を26日から“G Suite”を利用中のすべての組織に開放することを発表した。これに伴い、古い「Google ドライブ」アプリは非推奨となり、12月11日をもってサポートが打ち切られることになった。
“ドライブ ファイル ストリーム”は、“Google ドライブ”のファイルをクラウドからストリーミングする機能。必要に応じて(オンデマンド)ファイルを取得することができるため、不要なファイルまでローカルと同期しておく必要がなくなり、ローカルドライブの空き容量とネットワーク帯域を節約することができる。また、最新版のファイルをクラウドで集中管理できるため、ファイルをチームで共同管理しているケースにも適している。さらにオフライン利用も可能で、オンラインになると自動でクラウドとファイルを同期できる。
同社は「Google ドライブ」アプリの後継として「バックアップと同期(Backup and Sync)」アプリをリリースしているが、“G Suite”ユーザーに対しては“ドライブ ファイル ストリーム”が一般公開されるまで引き続き「Google ドライブ」アプリを利用することが推奨されていた。しかし、この措置も“ドライブ ファイル ストリーム”の正式公開とともに終了し、「バックアップと同期」アプリへの移行が必要となる。
なお、Windows/Mac向けの「Googleドライブ」アプリは12月11日からサポートされなくなるが、2018年3月12日には完全にシャットダウンされる。それまでに「バックアップと同期」アプリへの移行を済ませたい。