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Adobe、クラウドベースになった新しい「Adobe Photoshop Lightroom CC」を発表
従来のローカル版「Lightroom CC」の後継版も「Lightroom Classic CC」として提供
2017年10月19日 15:50
米Adobe Systems Incorporated.は18日(現地時間)、ラスベガスで開催中のカンファレンス“Adobe MAX”で、「Adobe Photoshop Lightroom CC」を発表した。どこでも写真を簡単に編集、整理、保存、共有できる統合されたサービスを提供する。
「Adobe Photoshop Lightroom CC」(以下、「Lightroom CC」)は「Project Nimbus」の流れを汲んでおり、写真をクラウドで管理するのが最大の特徴。モバイル、デスクトップ、Webを問わずフル解像度の画像に高度な編集を加えることが可能で、複数デバイスで同期させたり、SNSで共有するのも容易となる。また、機械学習技術“Adobe Sensei”の導入により面倒なタグ付けが自動で行われるようになり、写真の整理や検索がこれまで以上に簡単に行えるようになる。
新しい「Lightroom CC」は、すべての「Creative Cloud」アプリが利用できる“コンプリートプラン”(月額4,980円)や、「Photoshop CC」とセットになった“フォトプラン”(月額980円)などで利用可能。ストレージは前者が20GBから100GBへ、後者が2GBから20GBへと増量される。
また、“フォトプラン”に1TBストレージのプラン(月額1,980円)とそれから「Photoshop CC」などを省いた「Lightroom CC」のみのプラン(月額980円)が新設されたほか、モバイル版「Lightroom」のみのプラン(100GBクラウドストレージ付き、月額480円)なども用意される(価格はいずれも税抜き)。
また、従来のローカル版「Lightroom CC」の後継版も「Lightroom Classic CC」として提供されるとのこと。機能やパフォーマンスを優先する場合は従来からある「Lightroom Classic CC」を、クラウド連携をはじめとする新機能の恩恵を享受したい場合は新しい「Lightroom CC」を使うことになる。