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「Pale Moon」v27.6.2が公開、軽微な不具合やセキュリティ上の問題を修正

年内のアップデートは本バージョンが最後になる見込み

「Pale Moon」v27.6.2

 Moonchild Productionsは28日、Webブラウザー「Pale Moon」の最新版v27.6.2を公開した。本バージョンは軽微な不具合やセキュリティ問題を修正したマイナーアップデート。年内のアップデートは本バージョンが最後になる見込みだ。

 今回のアップデートでは、混在コンテンツのブロックに関わる問題(CVE-2017-7835)やブックマークをHTMLファイルへ書き出す際のサニタイズ不備(CVE-2017-7840)が修正された。また、国際化ドメインを悪用したURL偽装を抑止する仕組みが導入された(CVE-2017-7832)ほか、“Cookie-averse Document Objects”と呼ばれる概念を実装し、クッキーインジェクション攻撃への耐性を高めているという。

 「Pale Moon」は、「Firefox」からフォーク(分岐)したオープンソースのWebブラウザー。“Gecko”から派生した独自のレイアウトエンジン“Goanna”を採用しており、古い「Firefox」拡張機能のサポートとユーザーインターフェイスの拡張性を維持している。Windows/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Pale Moon」
【著作権者】
Moonchild Productions
【対応OS】
Windows/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
27.6.2(17/11/28)