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ジャストシステム、「一太郎2018」を発表 ~小冊子印刷向けの“折り本印刷”機能などを搭載
文書校正機能や“入力アシスト”機能も強化
2017年12月5日 16:07
(株)ジャストシステムは5日、定番の日本語ワープロソフト“一太郎”シリーズの最新版「一太郎2018」を発表した。「一太郎2018」の主な変更点は、目的の出力をすぐに実行できる“アウトプットナビ”機能を搭載したこと。
“アウトプットナビ”では文書の作成後、中綴じ本・平綴じ本の作成やPDF・画像ファイルへの出力といった目的に応じた出力を迷わず選ぶことが可能。また、小冊子などの印刷向けに“折り本印刷”にも対応するほか、印刷所で印刷するための入稿データの出力もできる。
さらに、文書校正機能が強化され、文章が単調にならないよう一定範囲内に頻出する単語を指摘できるようになったほか、複雑な擬音語や擬態語を多用した文章で過剰な指摘を抑制する設定が可能になっている。
加えて、“入力アシスト”機能も強化。たとえば、“地の文の行頭は一字空ける”“会話文は行頭から書き始める”“閉じ括弧の前の空白は省略”といった小説ならではの作法に対応している。また、行頭の開き括弧と対になる閉じ括弧が入力された場合には、自動的に改行し、カーソルを次行に移動するといったことも自動で行える。
そのほか、“ATOKディープコレクト”を搭載した「ATOK for Windows 一太郎2018 Limited」を同梱。また、小説投稿サイト用のテキスト文書を読み込むと、設定されたふりがなや傍点を小説投稿サイト上と同じように表示できるようになるなどの機能強化も施されている。
「一太郎2018」は、2018年2月1日発売で、一通りの機能を備えた「一太郎2018」は20,000円(税抜き、以下同)などで販売される予定。統合グラフィックソフト「花子2018」や「イワタ書体」8書体などをバンドルした「一太郎2018 プレミアム」の価格は25,000円、さらに300万点以上の写真・イラスト素材を収録する「Britannica ImageQuest」などを同梱した「一太郎2017 スーパープレミアム」の価格は38,000円となっている。