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Google、「Google Chrome 64」ベータ版の機能を紹介 ~ポップアップブロッカーを強化
“Resize Observer API”や“import.meta”などを開発者向け機能のサポートも拡充
2017年12月15日 12:35
米Googleは14日(現地時間)、公式ブログ“Chromium Blog”で、「Google Chrome 64」のベータ版に導入された新機能や改善を明らかにした。「Google Chrome 64」ではポップアップブロッカーが強化され、悪質なナビゲーションをユーザーに強いるコンテンツが排除される。
これは11月に発表されたユーザー保護機能の強化の一環。Webサイトの中には、動画の再生ボタンを偽装して、クリックすると不正なダウンロードを行わせようとしたり、閉じるボタンに見せかけているが、クリックすると不要なポップアップを表示させる悪質なものが少なくない。しかし、このタイプの不正行為はすべてのクリックをキャプチャーしたり、ユーザーの目には見えない透明なオーバーレイを用いるなどといった手法を用いており、自動的に検出するのが難しい。
そこで「Google Chrome 64」では、こうした不正を行うWebサイトのブロックに対応できるよう、ポップアップブロッカーが強化される。サイト運営者は、自分が管理しているサイトで不正行為と認定されたページがあるかどうかを“Google Search Console”で確認できる。
そのほかにも、要素のコンテンツ領域のサイズが変更されたことを検知する“Resize Observer API”やJavaScriptモジュールのメタ情報を保持するプロパティ“import.meta”が新たにサポートされるという。
「Google Chrome」ベータ版はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 64.0.3282.24(17/12/14)