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高機能コードエディター「Atom 1.24」、右クリックメニューを非同期化するなどの改善
次期版「Atom 1.25」ではソースコードとシンタックスハイライトの機構が刷新される
2018年2月14日 12:28
米GitHub Inc.は13日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新版v1.24.0を正式公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
「Atom 1.24」では、右クリックメニューが非同期化。メニューの表示中もレンダリングをはじめとする他の処理がブロックされなくなり、応答性が改善された。また、ソースコードの折り畳み・展開時に自動スクロールする機能が追加された。折りたたんだソースコードを展開した場合に、カーソルが画面の外へ飛んでしまうのを防ぐことができる。
そのほかにも、テキストエディターを読み取り専用する機能が拡張機能向けに追加された。「Git」の履歴など、ユーザーが編集できないソースコードをシンタックスハイライトさせて表示したいといったニーズに応えた変更だ。また、シンタックスハイライトとコードフォールディング(折り畳み)のためのメカニズムが近い将来刷新されることを受け、新しいAPIを利用するオプションが搭載されている。
なお、次期バージョンのベータ版「Atom 1.25」のリリースも同日付けでアナウンスされている。「Atom 1.25」では「Electron」のアップデートが行われるほか、パフォーマンスと応答性の改善が図られるという。また、前述の新しいシンタックスハイライトとコードフォールディングの機構がテストされる。
ソフトウェア情報
- 「Atom」安定版
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.24.0(18/02/13)