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「Google Chrome 65」が正式版に ~拡張機能の管理画面が“マテリアル”化

“CSS Paint API”や“Server Timing API”に対応。脆弱性の修正は45件

「Google Chrome」v65.0.3325.146を

 米Google Inc.は6日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v65.0.3325.146を公開した。「Google Chrome 65」では“CSS Paint API”や“Server Timing API”といったAPIが導入されたほか、新しいCSSプロパティ“display:contents”がサポートされた。

 そのほかにも、拡張機能の管理画面(chrome://extensions/)が“マテリアル デザイン”になるなどの改善が施された。ブックマーク画面やダウンロード画面などと同じデザインになり操作性が統一されたほか、これまで小さなポップアップで表示されていた詳細画面も拡充され、ストアへのリンクやソースの入手先などの項目が新たに設けられている。

拡張機能の管理画面が“マテリアル デザイン”に

 また、今回のアップデートではセキュリティ問題に関わる修正も行われているので注意。同社の公式ブログによると修正された脆弱性は、全部で45件。深刻度の内訳は同社の基準で4段階中上から2番目の“High”が9件、上から3番目の“Medium”が15件、最低の“Low”が3件などとなっている。

 「Google Chrome」は、Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。「Google Chrome」は自動更新機能を備えているが、長期間起動したままで利用している場合や、アップデートを自分で管理している場合は、最新版への更新を怠らないようにしたい。