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Windows 10に“Edge”エンジンを利用した“WebView”が導入へ ~Windows Developer Day
新しいアプリケーション形式「MSIX」や、「Adaptive Cards 1.0」なども発表
2018年3月8日 13:31
米Microsoftは7日(現地時間)、開発者向けイベント“Windows Developer Day”を再び開催した。「Microsoft Edge」のレンダリングエンジンを利用した最新の“WebView”コンポーネントなどが紹介された。
“WebView”は、Webブラウザーをアプリケーションに埋め込んで利用できるようにするコンポーネント。従来の“WebView”は「Internet Explorer」がベースとなっており、機能が貧弱だったが、新しい“WebView”には「Microsoft Edge」のレンダリングエンジン(EdgeHTML)が利用されるという。“Grid”や“Flexbox”レイアウト、リアルタイムコミュニケーション技術“WebRTC”といった最新のWeb標準技術が、すべてのデスクトップアプリケーション(Win32/WPF/Windows Forms)で利用できるようになる。
また、新しいアプリケーション形式「MSIX」や、「Adaptive Cards 1.0」なども発表された。
「MSIX」は、ストア配信で用いられているAPPX形式と従来からあるMSI形式を組み合わせた新しいアプリケーションパッケージ。“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”の優れた部分を継承しつつ、カスタマイズとセキュリティの拡充が図られるほか、Win32や.NETを含むすべてのタイプのWindowsアプリケーションをサポートするという。開発はオープンソースで進められており、パックとアンパックはクロスプラットフォーム対応となる。
「Adaptive Cards」は、同社が提案するコンテンツカードのデザイン。たとえば、アプリケーションの通知、タイムラインでのアクティビティ、コラボレーションツールのBOTなどで利用することが想定されている。