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マインクラフトのアカウントを狙ったマルウェアが拡大 ~AVASTが警告

“スキン”が媒介、過去30日間でおよそ50,000の「Minecraft」アカウントが感染

マルウェアが含まれた「Minecraft」スキンの例(同社のリリースより引用)

 チェコのAVAST Softwareは17日(現地時間)、公式ブログを更新し、サンドボックスゲーム「Minecraft」(マイクラ、マインクラフト)のアカウントを狙ったマルウェアを警告した。同社の調査によると、マルウェアはローカルドライブをフォーマットしたり、バックアップデータやシステムプログラムを削除することを目的としており、過去30日間でおよそ50,000の「Minecraft」アカウントが感染しているという。

 同社の研究者によると、このマルウェアは「Minecraft」プレイヤーの外観を変更する“スキン”を配布媒体として利用している。マルウェアに感染してしまうと、アカウントの受信トレイに不審なメッセージが送られてきたり、“tourstart.exe”がループを起こしてシステム全体のパフォーマンスが低下したり、ディスクのフォーマットに関するエラーメッセージが表示されることがあるという。

攻撃を検知した国を可視化したヒートマップ

 「Minecraft」の開発会社であるMojangはAVASTの報告を受け、現在この脆弱性の修正に取り組んでいるとのこと。感染の確認された“スキン”をダウンロードしたユーザーは、セキュリティソフトでシステムをスキャンすることが推奨されている。