ニュース
クリップボードの履歴・クラウド同期を追加した「Windows 10 RS5」Build 17666
「エクスプローラー」にはダークテーマを追加
2018年5月10日 15:55
米Microsoftは9日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17666(RS5)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。現在、コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザーと、“Fast”リングを選択しているユーザーに配信されている。
Build 17666では、引き続き“Sets”機能の改善が図られた。“Fluent Design”のアクリル効果がタブに適用され、背景が透過されるようになったほか、「Microsoft Edge」のバックグラウンドタブが[Alt]+[Tab]タスクスイッチに表示されるようになった。従来のようにタブではなくウィンドウ単位でのタスク切り替えを好む場合は、「設定」アプリの[システム]-[マルチタスク]セクションで元の挙動に戻すことが可能。「Microsoft Edge」と“Sets”の組み合わせでもタブのミュートができるようになるなどの改善も施された。
そのほかにも、新規コンテンツをタブではなくウィンドウとして表示するオプションが追加。[+]ボタンやタブのドラッグで明示的に追加しない限り、新規タブが追加されることがなくなる。また、特定のアプリを“Sets”から除外できるようになったほか、タブの復元処理も高速化されている。
さらに、新機能として「エクスプローラー」のダークテーマとクリップボードの履歴へアクセスする機能、コピーしたテキストをクラウド経由でマルチデバイス同期する機能が導入された。新しいクリップボード関連の設定は「設定」アプリの[システム]-[クリップボード]セクションにまとめられており、個別にON/OFFが可能。従来のように直前の内容を貼り付ける場合は[Ctrl]+[V]キーを、履歴から貼り付ける内容を選択したい場合は[Windows]+[V]キーを押せばよい。
そのほかにも、「メモ帳」で改行コード“LF”がサポートされた(参考記事)ほか、選択テキストを“Bing”検索する機能が追加された。また、パーソナルアシスタント“Cortana”の検索ペインが改善。[スタート]画面のタイルフォルダーに名前を付けられるようになった。