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右クリックメニューからLinuxシェルを実行 ~「Windows 10 RS5」Build 17672
「Windows セキュリティ」に新しいアンチウイルス製品のチェック仕様が導入される
2018年5月17日 14:53
米Microsoftは16日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17672(RS5)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。現在、コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザーと、“Fast”リングを選択しているユーザーに配信されている。
Build 17672では、「Windows セキュリティ」(旧「Windows Defender セキュリティ センター」)が改善。保護されたプロセスとして実行されていないアンチウイルス製品は「Windows セキュリティ」に登録されないようになった。非対応のアンチウイルス製品は「Windows セキュリティ」のユーザーインターフェイスには表示されず、「Windows Defender」のアンチウイルス機能がサイドバイサイドで有効化される。
なお、この新しい仕様はまだテスト段階であり、ユーザー側で無効化することも可能。レジストリの“HKLM¥SOFTWARE¥Microsoft¥Security Center¥Feature”というパスに“DisableAvCheck”というキーを作成してDWORD値で“1”を設定し、OSを再起動すれば、旧仕様に戻るという。この移行措置は、将来的には削除される予定。
そのほかにも、“StructuredQuery.dll”の不具合が修正され、多くの“Windows Insider”ユーザーを悩ませていた「エクスプローラー」の再起動問題が解決された。また、“WSL”を有効にしている場合、フォルダーで[Shift]キーを押しながら右クリックすると[Open Linux Shell here]コマンドへアクセスできるようになるなどといった細かい改善も施されている。