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ファイル検索ツール「WizFile」v2.00が公開、ディスク占有率を可視化する「WizTree」の姉妹ソフト
ネットワークドライブとユーザー定義フィルターに対応
2018年6月12日 06:00
高速なファイル検索ツール「WizFile」v2.00が、8日に公開された。メジャーバージョンアップとなる本バージョンではネットワークドライブを追加できるようになったほか、頻繁に利用する検索条件を再利用できるユーザー定義フィルターがサポートされた。
「WizFile」は、フォルダーやファイルのディスク占有率を可視化する「WizTree」と同じ開発元がリリースしているファイル検索ツール。NTFSファイルシステムのマスターファイルテーブル(MFT)を直接読み取ってメモリ上にデータベースを構築し、キーワードに合致するフォルダーやファイルをすばやく絞り込むことが可能。起動直後にデータベースの構築で少し時間を要するが、そのあとはファイルシステムに加えられた変更をバックグラウンドでリアルタイム検出し、データベースをアップデートしていく仕組みになっており、取りこぼしなく快適に利用できる。
v2.00の目玉は、前述の通りネットワークドライブとユーザー定義フィルターに対応したこと。とくにネットワークドライブのサポートは、NASにファイルを大量に保存しているユーザーに役立つだろう。ドライブの追加は[Options]-[Select Drives]ダイアログから可能で、フォルダー単位での登録にも対応している。
一方、ユーザー定義フィルターは特定のタイプのファイルのみを検索したい場合に便利で、検索ボックス右隣のプルダウンメニューから簡単に適用できる。フィルターは[Options]-[Filters]ダイアログで追加・編集・削除が可能で、7つのフィルターがプリセットされている。
そのほかにも、Windows 10のスケーリング機能がフルサポートされ、高DPI環境での使い勝手が大きく向上。行のダブルクリックでファイルを開いたり、[F2]キーでファイルをリネームしたり、“Path(パス)”カラムのダブルクリックで簡単にフォルダーを開いたりできるようになった。
一方で、NTFS以外のファイルシステムが標準ではサポートされなくなった。[Options]-[Select Drives]ダイアログから追加することはできるが、ポテンシャルを発揮できない点には注意したい。
「WizFile」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在開発元のWebサイトからダウンロード可能。10日付けで、細かい修正を施した最新版v2.01がリリースされている。
ソフトウェア情報
- 「WizFile」
- 【著作権者】
- Antibody Software Limited
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.01(18/06/10)