ニュース

「Windows 10 RS5」Build 17692で“アクリル素材”効果の本格導入が開始

空き容量を増やす“ストレージ センサー”がOneDrive ファイル オン デマンドに対応

「Windows 10 Insider Preview」Build 17692から“アクリル素材”効果の本格導入が開始

 米Microsoftは15日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17692(RS5)で、XAMLインターフェイスの各所に“Fluent Design System”の“アクリル素材(Acrylic material)”効果を導入したことを明らかにした。“ストレージ センサー”の機能も拡張されているという。

 “アクリル素材”効果は、ウィンドウやコントロールのベースに半透明のアクリル板を張ったかのようなエフェクトを演出するもの。“Fluent Design System”ではコントロールがアクティブな場合にのみ発動し、その後ろになにかが重なっていること、階層性があることをユーザーに示唆する。

“アクリル素材(Acrylic material)”効果

 Build 17692では、“タスク ビュー”などにこの“アクリル素材”効果が適用されており、デスクトップの背景がぼんやり透けて見えるようになっている。また、“タスク ビュー”の右クリックメニューにも“アクリル素材”効果が利用されており、デスクトップの上に“タスク ビュー”が、“タスク ビュー”の上に右クリックメニューがあることが視覚的に把握できるようになっている。

 この効果はフライアウトやドロップダウンなどにも段階的に適用される予定で、最新のSDKで構築されたアプリケーションには自動で適用が反映される。

 さらに、“ストレージ センサー”が“OneDrive”の“ファイル オン デマンド”機能をサポート。同機能でファイルの実体がローカルにダウンロードされたものの、その後、長い期間利用されなかった場合に、ファイルの実体を再び削除してローカルストレージの空き容量を増やすことができるようになった。この機能は「設定」アプリの[システム]-[ストレージ]セクションにある“ストレージ センサー”から有効化できる。

ストレージ センサー

 そのほかにも、Build 17692ではシステムのフォントサイズを大きくする機能が追加“ゲーム バー”の拡張や“Windows Mixed Reality”の改善、ナレーター機能の強化などが行われている。