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「Edge」でサイトごとにメディアの自動再生を制御可能に ~「Windows 10 RS5」Build 17713
“読み取りビュー”などで利用できる辞書機能にも注目
2018年7月17日 12:16
「Windows 10 Insider Preview」Build 17713(RS5)では、「Microsoft Edge」にいくつかの改善が加えられた。
メディアの自動再生をWebサイトごとにコントロール可能に
まず、「Microsoft Edge」にもメディアの自動再生をWebサイトごとにコントロールする機能が追加された。Webページを開くといきなりサウンドが再生されて驚いたり、周りに迷惑をかけるといった事故を防ぐための機能で、「Google Chrome」や「Firefox」でもお馴染みのものだ。ただし、Webサイトによってはデザイン通りに機能しなくなることもあるので注意したい。
「Microsoft Edge」の場合、メディア自動再生の設定はアドレスバー左端のアイコンをクリックすると現れる[Web サイトの認証]パネルで行う。許可・禁止・制限という3つのオプションが用意されているが、編集部で試用したところプルダウンメニューが正常に機能しなかった。パネルの一番下にある“アクセス許可の管理”というリンクをクリックして[設定]パネルにアクセスし、そこで設定を管理するとよいだろう。
単語を選択するだけで意味と発音を参照可能に
次に、“読み取りビュー”や電子書籍ビューワー、PDFリーダーに辞書機能が追加された。単語を選択するとポップアップが現れ、意味と発音を参照することができる。“more”というリンクをクリックすれば、サイドパネルで詳細を閲覧することも可能。
単語の選択だけでポップアップが現れるのが邪魔な場合は、[設定]パネルの[全般]セクションで無効化できる。“読み取りビュー”、電子書籍ビューワー、PDFリーダーで個別に利用の可否を設定することも可能だ。
なお、初回利用時には辞書ファイルのダウンロードが必要。現在のところ、日本語版「Microsoft Edge」で利用できる辞書は英英辞典のみであるようだ。
PDFリーダーの機能強化
「Microsoft Edge」のPDFリーダーではツールバーにアイコンが追加され、どのボタンがどの機能を表すのかがわかりやすくなった。[ノートの追加]など、新しいボタンも新設されている。
また、ツールバーのフロート表示・固定表示を右端のピンアイコンで簡単に切り替えられるようになった。フロート表示のツールバーは普段非表示で、マウスオーバーで必要なときにだけ表示できるので、閲覧の邪魔にならないのがメリット。固定表示は常にツールバーが表示されるので、ツールをよく使う場合に役立つ。
そのほかにも、レンダリングのパフォーマンスが改善。PDFファイルをナビゲートした際、白いページが表示されることが少なくなっているという。