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「Oracle VM VirtualBox」v5.2.16が公開、9件の脆弱性を修正

CVSS 3.0のベーススコアは最大で“8.6”、認証なしでリモートから悪用が可能な欠陥も

「Oracle VM VirtualBox」v5.2.16

 米Oracleは7月17日(現地時間)、オープンソースの仮想PC作成・実行ソフト「Oracle VM VirtualBox」の最新版v5.2.16を公開した。本バージョンは機能の改善や不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート。四半期ごとに実施されるOracle製品の定例セキュリティアップデートの内容も盛り込まれている。

 同社が公開したアドバイザリによると、「Oracle VM VirtualBox」に関わる脆弱性は9件。“CVSS 3.0”のベーススコアは最大で“8.6”となっており、v5.2.16より前のバージョンに影響する。認証なしでリモートから悪用が可能な脆弱性も含まれており、早急な対策が必要だ。

 そのほかにも、「openSUSE 15.0」向けのビルドを導入するなどの改善を行っている。

 「Oracle VM VirtualBox」は、デスクトップでx86ベースシステムの仮想マシンを複数作成・実行できるソフト。オープンソースで開発されており、Windows、Mac、Linux、Solarisが公式にサポートされている。

ソフトウェア情報

「Oracle VM VirtualBox」Windows版
【著作権者】
Oracle Corporation and/or its affiliates
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.2.16(18/07/17)