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Facebookの動画サービス“Facebook Watch”が日本でも利用可能に ~全世界展開を開始

友達の“いいね!”などからビデオをパーソナライズ、スクロールでザッピング

Facebook、日本を含む全世界で動画サービス“Watch”の展開を開始

 米Facebookは8月29日(現地時間)、日本を含む全世界で“Watch”の展開を開始したと発表した。“Facebook Watch”は昨年、米国で開始された動画サービスで、お気に入りの番組や動画クリエイターを探したり、友達やファン同士はもちろん、クリエイター本人たちと会話を楽しめる。

 iOSやAndroidの「Facebook」アプリから“Facebook Watch”へアクセスするには、ツールバー右端のメニューを開き[Watch]アイコンをタップする。すると、“ウォッチリスト”や“おすすめの人気動画”などが掲載されたページが表示される。“ウォッチリスト”では、フォローしているユーザーの新着動画をチェックすることが可能。“おすすめの人気動画”では、友達が“いいね!”した動画や共有した動画など、パーソナライズされたビデオを一覧できる。

ツールバー右端のメニューを開き[Watch]アイコンをタップ
“ウォッチリスト”や“おすすめの人気動画”などが掲載された“Facebook Watch”ページ
フォローしているユーザーの新着動画をチェックできる“ウォッチリスト”

 “おすすめの人気動画”はスクロールすると再生されるビデオが次々と切り替わる仕組みで、TVのチャンネルをザッピングする感覚で利用できる。ビデオを再生して放置しておけば、終了と同時に次のビデオの再生が開始されるので、BGM代わりに使ってもよいだろう。もしその場で見る時間がない場合は、ビデオのメニューから“Facebook Watch”に保存し、あとで見ることも可能。気に入ったクリエイターを新規にフォローしたり、似たようなビデオの表示回数を抑制して、ビデオのパーソナライズを調整することもできる。

“おすすめの人気動画”ページでは、ザッピング感覚で画面をスクロールしながら観たいビデオを選べる
もしその場で見ることができない場合は、ビデオのメニューから“Facebook Watch”に保存し、あとで見ることも可能

 “Facebook Watch”はiOS/Android以外にも、“Apple TV”、“Samsung Smart TV”、“Amazon Fire TV”、“Android TV”、“Xbox One”、“Oculus TV”からも利用可能。同社によると、米国では毎月5,000万以上の人々が少なくとも1分間“Facebook Watch”で動画を視聴しているという。また、2018年初に比べ“Facebook Watch”での動画の合計視聴時間は14倍にまで増加している。同社は“Facebook Watch”でビデオ視聴のニーズを掘り起こすとともに、収益化プログラムやツールの提供を拡大してクリエイターを支援する考えだ。