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脆弱性を修正した「Ghostscript」v9.24が公開 ~「CubePDF」など影響ソフトは更新を

細工が施されたPostScriptファイルを読み込むだけで任意のコマンドを実行される恐れ

「Ghostscript」の公式サイト

 PostScript言語やPDFのインタープリター「Ghostscript」の最新版v9.24が、9月3日(米国時間)にリリースされた。本バージョンでは、細工が施されたPostScriptファイルを読み込むだけで任意のコマンドを実行される脆弱性(CVE-2018-16509)が修正されている。

 「Ghostscript」は「ImageMagick」など、有名な画像処理ライブラリでも内部的に利用されており、本脆弱性の影響範囲は広い。実証コードも公開されており、マルウェアへの悪用が懸念される。

 Windows向けアプリでは、PDFファイルの作成ソフト「CubePDF」などが「Ghostscript」脆弱性の影響を受ける。同ソフトには12日付けで「Ghostscript」を更新した最新版v1.0.0RC14がリリースされているので、できるだけ早いアップデートをおすすめする。

 「CubePDF」は、仮想プリンターとして動作するPDF作成ソフト。印刷機能を備えたソフトから仮想プリンターとして呼び出してPDFファイルを作成できる。64bit版を含むWindows 7以降に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「CubePDF」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0RC14(18/09/12)