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Microsoft、新元号の仮定義を削除するパッチをリリース ~「April 2018 Update」向け

「Windows 10 October 2018 Update」には元号の仮定義は含まれず

サポートブログ“Japan New Era Name Support Blog”

 米Microsoftは9月20日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 1803」向け更新プログラム「KB4458469」を公開した。改元に備えた公式のサポートブログ“Japan New Era Name Support Blog”によると、本更新プログラムでは新元号の仮定義が削除されているという。

 「Windows 10 バージョン 1803(April 2018 Update)」は、プレースホルダーとして新元号の仮定義をレジストリに追加した状態で出荷されている。これは来年春に予定されている改元に備え、新元号の追加に伴う問題を早期に発見するための措置だった。

レジストリに追加された新元号の仮定義

 今回リリースされた更新プログラムを適用すると、この仮定義は削除される。今秋の正式リリースが予定されている「Windows 10 バージョン 1809(October 2018 Update)」も、仮定義を含まない状態で出荷される見込みだ。引き続き検証が必要な場合は、ユーザー側でレジストリを書き換えることが可能。具体的な方法は、“Japan New Era Name Support Blog”で案内されている。

 なお、来年春に新元号が発表されれば、改めて更新プログラムが配信され、新元号の定義となるレジストリ値が追加される。ユーザー側でレジストリを書き換える必要はないので安心してほしい。