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「Visual Studio 2017」はv15.9が最後 ~“サービスパック”扱いのため更新が必須に
「Visual Studio 2017 for Mac」v7.8は「Visual Studio 2019 for Mac」v8.0へ置き換え
2018年10月11日 15:39
「Visual Studio」の開発チームは「Visual Studio 2019」のリリースを準備中だが、現行版の「Visual Studio 2017」はどうなるのだろうか。米Microsoftは10月5日(現地時間)、「Visual Studio 2017」のサポート計画を明らかにした。
公式ブログ“The Visual Studio Blog”によると、「Visual Studio 2017」は次にリリースされる“v15.9”が最後のアップデートになる。“v15.9”は現在プレビューテスト中で、数カ月以内に正式リリースされる見込み。
また、この“v15.9”は“サービスパック”として扱われるとのこと。同社の“サービスパックのサポート ライフサイクルポリシー”によると、“サービスパック”が適用されていない製品のサポートは12カ月ないし24カ月で打ち切られる(開発者ツールの場合は12カ月)。「Visual Studio 2017」にはメインストリームサポート5年、延長サポート5年、計10年間のサポート期間が設けられているが、2020年1月14日以降、「Visual Studio 2017」でセキュリティ更新プログラムの提供を含むサポートを受けるには“v15.9”以降が必要となる。
- 2017/03/07:「Visual Studio 2017」のリリース(メイン5年+延長5年のサポート開始)
- 2018/10~2019/01頃:「Visual Studio 2017」v15.9のリリース
- 2020/01/14:「Visual Studio 2017」v15.9未満のサポート終了
- 2022/04/12:「Visual Studio 2017」メインストリームサポートの終了
- 2027/04/13:「Visual Studio 2017」延長サポートの終了
なお、「Visual Studio 2017 for Mac」は2019年上半期にリリースされる“v7.8”が最終版となる。これは品質向上を中心としたアップデートになる見込み。
「Visual Studio for Mac」は「Visual Studio 2017」のような固定のサポート期間を持つ製品ではなく、原則として最新版のみをサポートする“モダン ライフサイクル ポリシー”に従う製品であるため、「Visual Studio 2019」(v8.0)がリリースされれば、一定の期間内にアップデートする必要がある。