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クロマキー合成をサポートした「Bandicam」v4.2.1

Webカメラの映像から背景を取り除き、被写体だけをキャプチャー画面に合成

「Bandicam」v4.2.1

 韓Bandicamは10月18日(現地時間)、デスクトップ動画キャプチャーソフト「Bandicam」の最新版v4.2.1を公開した。今回のアップデートでは、“クロマキー合成(Chroma key)”を新たにサポート。キャプチャーした動画にWebカメラに写っている被写体を合成できるようになった。

 “クロマキー合成”とは、特定の色が表示されている領域(ブルーやグリーンの背景を利用するのが一般的)に他の映像をはめ込む技法。たとえば天気予報番組で、グリーンバックで撮影した気象予報士を全画面表示の天気図と合成し、天気図の前で気象解説しているかのように演出することがあるが、その際に利用されている技法が“クロマキー合成”だ。

“クロマキー合成”の例

 「Bandicam」v4.2.1では、この“クロマキー合成”をサポート。もともと「Bandicam」はキャプチャーした動画とWebカメラの映像を合成して一つの動画にすることができたが、Webカメラの映像から不要な部分(色)を除去し、リルタイムで合成できるようになった。プレゼンテーションファイルと講師を組み合わせて解説動画を作成したり、ゲームのプレイ画面とプレイヤーを合成して実況動画を作成したりと、さまざまな用途に利用することができる。

クロマキー合成オプション
ぬいぐるみをブルーバックで撮影し、背景を除去
デスクトップキャプチャーと合成した様子。編集部の環境では合成に乱れが生じてしまったが、Webカメラで撮影したぬいぐるみを背景なしで埋め込めているのがわかる

 そのほかにも、このバージョンではWebカメラオーバーレイの設定画面を改善。特定条件下でH.264コーデックの初期化エラーが発生する問題や、スキンイメージの一部が正常に表示できない問題が修正された。また、“Facebook”のポリシー変更により、“Facebook”へのアップロード機能が削除されている。

 「Bandicam」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/10に対応するシェアウェアで、価格は1台ライセンスで4,320円(税込み)など。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。無償での試用も可能だが、試用中はキャプチャー動画に透かしが追加されるなど一部機能に制限がある。

ソフトウェア情報

「Bandicam」
【著作権者】
Bandicam Company
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/10
【ソフト種別】
シェアウェア 4,320円/台(税込み)など
【バージョン】
4.2.1(18/10/18)