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動画キャプチャーツール「Bandicam」が約1年半ぶりのメジャーアップデート ~画面を録らない「録音モード」を追加
簡単操作で「Skype」や「Zoom」などの音声のみを記録可能
2022年7月5日 15:00
韓Bandicamは6月28日(現地時間)、デスクトップ動画キャプチャーソフト「Bandicam」の最新版v6.0.0を公開した。約1年半ぶりのメジャーアップデートとなる今回のアップデートでは、PC画面の録画はせず、オーディオキャプチャーのみを行なう「録音モード」が利用できるようになった。
「Bandicam」は、これまで[画面録画モード][ゲーム録画モード][デバイス録画モード]という3つの録画モードを搭載。今回新たに追加された[録音モード]はその名の通り、画面の録画は行なわずに、スピーカーからの出力とマイクからの入力音声だけを録音するモードだ。録音はMP3/WAVE形式で保存できる。
「Skype」や「Zoom」といったビデオチャットツールで画面の記録が必要ない場合や、インターネットラジオの録音などで重宝するだろう。
[録音モード]の利用方法は、スタートアップ画面から[録音モード]を選択するか、左上のプルダウンメニューから[録音のみ]をクリックすることで準備完了。あとは、キャプチャー開始・停止のホットキー[F12]キー(デフォルト設定)を押すか、画面右上にある[REC]ボタンをクリックすればよい。
キャプチャー中は[REC]ボタンが[■]ボタンに切り替わり、クリックすれば好きなところで録音を終了することできる。キャプチャー中にその隣にある[||]ボタンを押せば、一時停止・再開も可能だ。また、画面上部に表示されている音量バーでキャプチャー対象を認識しているかどうかも確認できるので、『うっかり録り逃してしまった』というミスも防ぐことができる。
「Bandicam」の無償試用版は、連続録画時間が最大10分までに制限されたり、キャプチャー動画に透かしが追加されたりするなど一部機能に制限があるが、今回の[録音モード]は試用版でも時間制限なく利用できるのが嬉しいところ。簡単かつシンプルな操作で、そして最大320kbps/48,000Hz(MP3形式)のフォーマットで音声を録音できる。
このほかにも、今回のアップデートでは、録画時におけるマウスのハイライト効果の不透明度を調整できるようになったほか、YouTubeへの同時アップロード数を1度に5個までに制限。さらに画面上部に表示されるフルスクリーンキャプチャー用の操作パネルが録画モードの変更時に表示される場合があったなど、複数の不具合が修正されたとのこと。
「Bandicam」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/10/11に対応するシェアウェアで、Intel、NVIDIA、AMDのハードウェアアクセラレーション機能に対応しており、画質・音質の劣化を最小限に抑えつつ、高品質・低負荷なデスクトップキャプチャーを実現する。価格は1台ライセンスで4,400円など。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Bandicam」
- 【著作権者】
- Bandicam Company
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/10/11
- 【ソフト種別】
- シェアウェア(4,400円/台など)
- 【バージョン】
- 6.0.0(22/06/28)