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“G Suite”にPINコードを利用したドキュメント共有が導入へ ~ベータ版でテスト
アカウントなしでの一時参加が可能に
2018年12月20日 06:30
米Googleは12月17日(現地時間)、“G Suite”にPINコード(個人識別番号)を利用したドキュメント共有機能を導入する計画を明らかにした。“G Suite”に“Google アカウント”のない社外ユーザーとのコラボレーションが容易になる。
“G Suite”にはコラボレーション向けの機能が多数導入されているが、いずれも組織の“Google アカウント”を持たないユーザーからはアクセスできない。“Google ドライブ”のドキュメントを送って内容を見てもらうことはできても、ドキュメントの改善点についてコメントで議論をするといった高度な作業は難しい。
そこで導入されるのが、PINコードを用いた共有だ。6桁の数字を相手に伝えれば、組織の“Google アカウント”を持たないユーザーを一時的に“G Suite”へ招待し、“Google ドライブ”のドキュメントやスプレッドシート、スライドファイルへアクセスさせることが可能。コメントなどのコラボレーション機能も利用できる。
もちろん、ファイルの所有者がファイルの利用状況を把握する機能も用意される。不要になったアクセス権は、共有ダイアログで停止することも可能だ。また、“G Suite”の管理者によるコントロールも行える。
このPINコードによる共有機能は、まず“G Suite”のベータ版でテストされる予定。興味のある管理者はサインアップページからベータ版への登録を行うとよいだろう。