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PINコードを用いたビジター共有が“G Suite”で一般提供 ~社外ユーザーとの協業に最適

ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、サイトで利用可能

公式ブログ“G Suite Updates Blog”でのアナウンス

 米Googleは8月31日(現地時間、以下同)、“G Suite”のビジター共有機能を一般リリースしたと発表した。“Google アカウント”を持たない社外ユーザーとPINコードを介してアイテムを安全に共有できる。2018年末からベータテストされていたが、ようやく一般提供が開始されることになった。

 業務を遂行する上で社外のパートナーと資料や成果物を共有しなければならないケースは少なくないが、そうした組織外部のユーザー、つまりビジターが“Google アカウント”を持っているとは限らない。一時的にアカウントを発行する方法も考えられるが、管理が煩雑になるなどでメリットも少なくない。

 そこで考案されたのが、PINコードベースのビジター共有機能だ。“Google ドライブ”、“Google ドキュメント”、“Google スプレッドシート”、“Google スライド”、“Google サイト”のコンテンツに一時的なアクセス権限を発行することが可能で、共有ファイルをメールで送信したりダウンロードさせるといった手間を省ける。“G Suite”上でコメントベースのリッチな共同作業が行えるのも魅力だ。

 また、コンテンツの部外持ち出しが不要となり、必要に応じてアクセスを取り消したり、コラボレーターを削除できるのもセキュリティの面では有用だ。ログによるモニタリングも可能で、“Google アカウント”を持っているかどうかにかかわらずシームレスで安全な協業が行える。

“Google アカウント”を持っているかどうかにかかわらずシームレスで安全な協業が行える

 ビジター共有機能のON/OFFは管理者コンソールで行う仕組みで、本日より段階的に利用可能となる。実際に利用可能となるのは即時リリース方式のドメインの場合で9月8日、計画的リリース方式のドメインの場合で9月28日となる。“G Suite Basic”と“Cloud Identity”ユーザーを除くすべての“G Suite”ドメインで利用可能だ。