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“G Suite”は“Google Workspace”に ~ブランドを一新し、アプリ連携の強化を図る

300人以下の小規模企業向け料金プラン(Business)は3つ

Google、“G Suite”を“Google Workspace”に改称

 米Googleは10月6日(現地時間)、“G Suite”を“Google Workspace”に改称すると発表した。ユーザーエクスペリエンスの統合を深め、より効果的なチームコラボレーションを実現するために新たなスタートを切り、ブランドイメージの刷新と顧客それぞれのニーズに合わせたソリューションの提供を目指す。

 “Google Workspace”は“Gmail”や“カレンダー”、“ドライブ”、“ドキュメント”、“スプレッドシート”、“スライド”、“Meet”、“Chat”など、普段から自宅や職場、教室で用いられている生産性向上アプリがひとまとめになっている。基本的に“G Suite”をそのまま継承しているが、今後はシームレスな連携の強化が図られる予定だ。たとえば、チャットルームに参加するメンバーが協力してリアルタイムにドキュメントを編集する機能や、ピクチャーインピクチャーで“Meet”に参加するメンバーの顔を映す機能などが追加される。

Keep teams connected with Google Workspace

 加えて、こうしたシームレスなアプリ連携を象徴するアイコンセットが導入された。それぞれのアプリ・サービスのアイコンはすべて赤・黄・青・緑の4色のラインで構成されており、節々で重なり、繋がっている。向きを変えたり、ラインを組み替えることで他のアプリロゴへ再構成することが可能で、それぞれの製品が同じ要素を共有し、互いに連携していることを印象付ける。また、ブランドとしての一体感を醸し出すのにも一役買っている。

Let's show a little design love for Google Workspace

 “Google Workspace”のもう一つの目的は、多様化し続ける企業のニーズに対応していくことだ。迅速な導入が必要な中小企業ではすでに仕立て上げられたアプリとサービスのセットが、大規模な企業では企業それぞれの複雑なニーズに応えた導入方法を用意される。300人以下の小規模企業向け料金プラン(Business)は3つで、1ユーザーあたりの料金は680円から。大企業向けのプラン(Enterprise)は営業担当への問い合わせが必要となる。

300人以下の小規模企業向け料金プラン(Business)は3つ

 なお、ブランドの変更は今後数週間にわたって、製品やプロパティ全体に反映されるとのこと。教育向けプラン(Education)や非営利組織向けプラン(Nonprofit)、独自ドメインの利用を前提としないプラン(Essentials)も引き続き提供される。