やじうまの杜
無償版「G Suite」、個人・非営利目的ならば継続利用できるってよ
もう「Google Workspace」へ移行しちゃったよ! って方はサポートまで
2022年5月17日 08:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
筆者は大学時代より「Google Apps」(のちに「G Suite」と改名)を無料で利用させていただいており、カスタムドメインでプライベートの「Gmail」を運用しています。しかし、この「従来の無償版 G Suite」も今年6月27日に終了。8月1日までに有償の「Google Workspace」へアップグレードするよう、案内されていました。他のサービスへ移行するのも面倒だし、長くタダで使わせてもらっていたわけだし、大人しく「Google Workspace Business」に切り替えようかなぁ、と思っていた矢先――なんと、個人用であればそのまま無償で「G Suite」を利用できるようになったようです。
For users of the free legacy GSuite,@Googlehas added an option in the admin console to opt out of the@GoogleWorkspacetransition for personal accounts. The personaly use option is rolling out slowly, so if you don't see it now, check back later.https://t.co/PURAsEM2cGpic.twitter.com/MhIiTdQElx
— Steve Whitcher (@NeighborGeek)May 16, 2022
筆者の「G Suite」の管理コンソールをチェックしてみたところ、日本語版のダイアログにも「個人での利用:料金のかからない従来の G Suite を引き続き利用」というオプションがありました(このオプションは段階的に提供されているようなので、まだ表示されていない可能性があります。その場合は、時間をおいて再度試してみてください)。
ヘルプページにも、「従来の無償版 G Suite」は非営利目的に限り無償で利用を継続できると書かれていました。ただし、8月1日までに「Google Workspace」へアップグレードするか、移行を無効にして非営利目的にするかを選択しなければならないようです。
ちなみに以前、「Gmail」で表示されていたダイアログはこんな感じでした。ディスカウントされるとの案内はありましたが、個人利用であれば無償で継続利用できるといういオプションはなかったように思います。
ともあれ、そのまま「従来の無償版 G Suite」を使い続けられるのは助かりますね。個人利用・非営利目的に限る、サポート対象外、ビジネス機能を削除する可能性あり、の3点を肝に銘じて利用を継続させていただきましょう。
しかし、非営利目的ならば「従来の無償版 G Suite」を継続利用できることを知らず、もう「Google Workspace」へアップグレードしてしまった人たちはどうなるんでしょうか?――この場合は、サポートまで問い合わせる必要があるようです。幸運を祈ります。