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“Google ドライブ”の共有ドライブでフォルダー単位の共有がサポートされる

近日中には「Chrome OS」のネイティブファイルシステムでもサポートされる予定

公式ブログ“G Suite Updates Blog”

 米Googleは9月16日(現地時間、以下同)、共有ドライブでフォルダーを共有する機能を一般公開した。以前からベータテストが行われてきた機能で、Web版の“Google ドライブ”、“Drive API”、“ドライブ ファイル ストリーム”(v42以降)、iOS版「Google ドライブ」アプリ(v4.2020.36202以降)およびAndroid版「Google ドライブ」アプリ(v2.20.32以降)で利用できる。近日中には「Chrome OS」のネイティブファイルシステムでもサポートされる予定。

 “Google ドライブ”の共有ドライブ機能は、チームや組織でファイルを管理し、共同作業を行う際に役立つ。今回のリリースではファイル単位ではなくフォルダー単位での共有がサポートされ、メンバーのアクセス権をアップグレードして、共有ドライブ内の特定のフォルダーに対する追加の権限を与えられるようになった。

 ベータ版からの変更点は、“マイ ドライブ”内のフォルダーで“コメント”ロールが利用できるようになったこと。閲覧と編集に加えコメントがサポートされたことで、コラボレーションの幅が広がる。共有ドライブ間でのフォルダーの移動は、元の場所と対象の場所の両方で管理者権限が必要だ。

 共有ドライブにおけるフォルダー共有は、即時リリース方式のドメインで同日より利用可能。計画的リリース方式のドメインでは10月6日より順次ロールアウトされる。利用できる“G Suite”のエディションは“Business”、“Enterprise”、“Education”、“Enterprise for Education”、“Nonprofits”、“Essentials”。“G Suite Basic”のユーザーは利用できない。