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「Gmail」アプリから直接会議に参加 ~iOS版で“Meet in Gmail”がロールアウト(7月21日追記)

Android版にも導入開始。教育向け“G Suite”では匿名アカウントブロックがデフォルトに

iOS版「Gmail」アプリで“Meet in Gmail”がロールアウト

 米Googleは7月13日(現地時間)、“Meet in Gmail”をiOS版「Gmail」アプリにロールアウトしたと発表した。「Gmail」アプリに設けられた専用タブからオンラインビデオ会議サービス“Google Meet”に参加できる。

 本機能はすべての“G Suite”ユーザーと個人アカウントのユーザーが利用可能。わざわざ「Gmail」アプリから離れて「Google Meet」アプリへ移ったり、コードを入力して会議に参加しなくても、案内メールやカレンダーに登録された予定から直接会議に参加できる。ビデオ通話の開始が可能なアカウントであれば、「Gmail」アプリで新たなミーティングを作成することもできる。

 モバイルアプリの“Meet in Gmail”は2週間ほどかけて段階的に提供範囲が拡大される予定。Android版への投入も計画されている。

 加えて、教育向け“G Suite”エディションの“Google Meet”で、“Google アカウント”でログインしていない匿名ユーザーが既定でブロックされることもアナウンスされている。

 「Zoom」では以前、無関係のユーザーが会議に乱入して荒らし行為を行う“Zoombombing(Zoom爆撃)”が問題となり、さまざまな対策が施されたが、今回“Google Meet”で実施された施策もそれに倣ったもの。管理者が例外設定を行えば、これまで通り匿名のユーザーが“Google Meet”に参加することも可能だ。

7月21日編集部追記: Googleは7月20日、Android版の「Gmail」アプリにも“Meet in Gmail”の導入を開始したことを発表した。7月20日から段階的に展開され、15日以内にすべてのユーザーが利用できるという。