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オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」にQ&A機能と投票機能

8日より順次導入へ

 米Googleは10月1日(現地時間、以下同)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」に質疑応答(Q&A)機能と投票機能を導入すると発表した。いずれも要望の多かった機能で、インタラクティブな要素を充実させることで会議や授業への関心を高め、メンバーに積極的な参加を促す。

 ミーティングの司会者やQ&A機能を有効化すると、参加者は会議を妨げることなく手軽に質問を送信できるようになる。質問は参加者間で共有され、自分も同じ疑問を持っている場合や共感できる場合は、サムアップ(親指を立てる)ボタンで同意を表明することが可能。司会者は流れに沿った質問や投票の多い質問をピックアップして、ミーティング中に回答できる。会議が終了すると送信された質問のリストが自動でエクスポートされ、メールで送信できるようになっており、未回答の質問をあとでフォローアップするのも容易だ。

質疑応答(Q&A)機能

 一方、投票機能はミーティングで扱うトピックを参加者に選ばせたり、理解度をテストするのに役立つ。オンライン授業であれば、簡単な小テストにも活用できるだろう。プレゼンテーションで利用すれば、プレゼンターが必要とするフィードバックをその場で得ることができるし、ニーズに沿ったプレゼンテーションを行うことにより聴衆の興味を引くこともできる。

投票機能

 これらの機能は“G Suite Essentials”、“G Suite Business”、“G Suite Enterprise”、“G Suite Enterprise for Education”の各エディションで8日から段階的にロールアウトされる。なお、“G Suite Enterprise for Education”では質疑応答機能はデフォルトで無効化されているので注意。それ以外のドメインでは初期状態で利用できる。