“G Suite”が“Google アシスタント”と連携、ビデオ会議には自動字幕 ～Cloud Next '19で発表

エンタープライズ向けの新しい“Google+”、“Google Currents”

　米Googleは4月10日（現地時間）、サンフランシスコで開催中の年次カンファレンス“Google Cloud Next '19”で、“G Suite”に導入されるアップデートの内容を発表した。

　新しい“G Suite”は“Google AI”の成果を積極的に活用することにより、どこでどのように、どんなデバイスを使っているかにかかわらず、チームメンバーとシームレスにコラボレーションするための機能が数多く投入されている。

• “G Suite”と“Google アシスタント”の連携（ベータ提供）：“G Suite”と“Google アシスタント”のカレンダーが連携できるように
• “G Suite Add-ons”（近日ベータ提供）：“G Suite”のサイドパネルに使い慣れた業務アプリケーションを統合。デスクトップアプリケーションやブラウザーのタブを切り替える必要がなくなる
• “Cloud Search”のサードパーティ接続（一部顧客に一般提供）：企業が保持している既存のデジタル資産やメンバーを検索
• “Drive metadata”（ベータ提供）：検索でコンテンツを見つけやすくするために、“G Suite”でメタデータのカテゴリや分類を作成可能
• ビデオ会議ツール“ハングアウト Meet”のアップデート：ライブキャプション（自動字幕、一般提供）、ライブストリーミング（近日提供）、参加者上限数を250名までに引き上げ（近日提供）
• “Hangouts Chat”を“Gmail”へ統合（ベータ提供）：“Gmail”画面の左下に“Hangouts Chat”を統合。参加者、ルーム、ボットが表示される
• “Google ドキュメント”、“Google スライド”、“Google スプレッドシート”のOffice連携（一般提供）:「Microsoft Office」ファイルを変換することなく直接編集
• “Google ドライブ”におけるビジター共有（ベータ提供）：PINコードを持つ社外の人を招待し、“G Suite”内のファイルを共同で扱えるように（参考記事）
• “Google Currents”（ベータ提供）：エンタープライズ向けの“Google+”。役職や地理的距離の壁を越えて他の従業員と知識を共有し、実りある議論を展開できる

　“Google Cloud Next '19”の基調講演は、“YouTube”でも視聴できる。