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Google、「Google Chat」の新しいスタンドアロンアプリを発表

Windows/Mac/LinuxおよびChrome OSで利用できるPWAアプリ

Google、「Google Chat」の新しいスタンドアロンアプリを発表

 米Googleは5月27日(現地時間、以下同)、「Google Chat」の新しいスタンドアロンアプリを発表した。Webアプリをネイティブアプリのように扱えるようにした“プログレッシブ Web アプリケーション(PWA)”として実装されており、「Google Chrome」がインストールされたWindows/Mac/Linuxと「Chrome OS」で利用できる。

 「Google Chat」は、ビジネス向けメッセージングサービス。以前は「Hangouts Chat」と呼ばれていたサービスで“G Suite”に無償で付属する。ビジネス向けというだけあって、それぞれのチャットルームには最大8,000名が参加できるなど大規模な運用が可能。“G Suite”やBOTサービスとの連携、セキュリティにも優れる。

 PWAアプリはインストーラーが不要で、“chat.google.com”にログインしてアドレスバーのインストールボタンを押すだけで簡単に導入できる。アップデートも容易で、プラットフォームとなる「Google Chrome」の更新で常に最新のセキュリティ水準が保たれるのも安心だ。また、“G Suite”の管理コンソールからアプリを組織展開することも可能(近日提供予定)。

“chat.google.com”にログインしてアドレスバーのインストールボタンを押すだけで簡単に導入できる(スクリーンショットは「Microsoft Edge」のもの)

 ただし、PWA版「Google Chat」アプリを利用するには、Mac環境でもPWAのサポートが完了した「Chrome 73」以降が必要となるので注意したい。既存の「Electron」ベースのアプリはアンインストールが推奨されている。