ニュース

Web/PWA版「Google Chat」のUIが3月24日よりリニューアル ~「Gmail」に準じたデザインに

クイックアクセスサイドパネル、全画面表示とポップアップ表示を切り替え可能なルーム・チャット画面が便利

リニューアルされるWeb/PWA版「Google Chat」のUI

 米Googleは3月22日(現地時間、以下同)、「Google Chat」のWeb版(chat.google.com)とプログレッシブ Web アプリケーション(PWA)版のインターフェイスを24日から変更すると発表した。新しいデザインは「Gmail」のチャットと共通化されているため、「Gmail」に慣れたユーザーにとっては使いやすいだろう。また、これに合わせていくつかの新しい統合機能が導入されている。

現行の「Google Chat」のUI

 まずは「Gmail」と共通化された部分をみていこう。上部には「Gmail」と同じバーが設けられ、ハンバーガーメニュー(横三本線のアイコン)、「Google Chat」のブランドロゴ、検索ボックス、ステータスインジケーターや設定、プロフィールなどのボタンが配されている。検索ボックスではすべてのルームとダイレクトメッセージ(DM)を串刺し検索することが可能。それぞれのルームやDMのコンテンツを検索するには、ルーム・DMの右上にある検索ボタンをクリックしてから、検索ボックスでコンテンツを検索すればよい。

上部には「Gmail」と同じバーが設けられ、ハンバーガーメニュー(横三本線のアイコン)、「Google Chat」のブランドロゴ、検索ボックスなどを配置。サイドバーもアップデートされた

 また、画面右側には「Gmail」のようなクイックアクセスサイドパネルが追加された。「カレンダー」や「Keep」、「タスク」、「マップ」などのアプリにアクセスできる。

画面右側には「Gmail」のようなクイックアクセスサイドパネルが追加

 サイドバーにあまり変化はないが、チャットもルームも[+]ボタンから開始するよう統一されたのはわかりやすいといえるだろう。連絡先やルームを検索するボックスは廃止され、[+]ボタンを押したあとに検索するようになっている。チャットとルームのセクションは固定され、表示があふれた場合はセクション内でスクロールする仕組みになった。それぞれのセクションの高さはドラッグで調整が可能。ピン留めチャットは専用エリアではなく、チャットリストの最上部にピンアイコンとともに表示されるようになり、よりすっきりしたデザインになった。

 ルームやチャットの画面もブラッシュアップされている。一番の改善は全画面表示とポップアップ表示を切り替えることができるようになったことだ。とくにポップアップ画面への切り替えは、同時に複数の会話に対応しなければならない場合に役立つ。また、チャットルームの上部にはタブが追加された。チャット以外にもファイルやタスクへアクセスできるようになっている。

 そのほかにも、「Google Meet」との統合により、チャットから直接通話に参加したり、通話を開始したりできるようになった。また、“chat.google.com”が“mail.google.com/chat”にリダイレクトされるようになった。これまで通り“chat.google.com”を使い続けることも可能だ。