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無料セキュリティソフト「アバスト」がメジャーバージョンアップ、64bit化される
設定画面はシンプルでわかりやすく
2019年1月9日 09:30
チェコのAVAST Softwareは1月4日(現地時間)、セキュリティソフト「アバスト(Avast)」の最新版v19.1.2360を公開した。デザイン・機能ともに多くの改善を施したメジャーバージョンアップとなる。
「アバスト」は、“シールド”と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する“無料アンチウイルス”、ランサムウェア・フィッシング対策やプライバシー保護機能を搭載した“インターネットセキュリティ”、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える上位版“プレミア”など4エディションがラインナップされており、無償で利用できる「アバスト無料アンチウイルス」はとくに人気が高い。
本バージョンの目玉は、設定画面がシンプルでわかりやすいデザインへ刷新されたこと。それぞれの機能に設定画面へのリンクが追加され、挙動をカスタマイズしたい場合にすばやく設定画面へアクセスできるようになった点や、検索画面右上に検索機能が追加され、必要な設定を簡単に探し出せるようになった点も魅力だ。
また、「アバスト」のプログラムが64bit化されたのも大きな改善点。64bit版のOSであれば、起動時間やスキャンにかかる時間の短縮が望める。
そのほかにも、「アバスト」から他のツールを購入した場合にアクティベーションコードなしでインストールできるようになった。ファイヤーウォール機能も強化され、ネットワークの検出が改良されたほか、PCの再起動なしで機能するようになっているという。
なお、本バージョンよりWindows XP/Vistaがサポート対象外となっているので注意。ウイルス定義のアップデート配信は継続されるため旧版のv18.xを使い続けることは可能だが、新しいタイプのマルウェアには対応できなくなる恐れもある。できるだけ早いOSのアップデートを心掛けたい。
ソフトウェア情報
- 「アバスト無料アンチウイルス」
- 【著作権者】
- AVAST Software s.r.o.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 19.1.2360(19/01/04)